【Krush】大沢文也と里見柚己のタイトル戦はノーコンテスト、 Sライト級Tは寺島輝、稲垣柊、小嶋瑠久、塚本拓真が勝ち抜く
▼第7試合/第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
〇小嶋瑠久(ARROWS GYM)
判定3-0 ※30-27×2、30-26
●松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント一回戦。小嶋は極真空手出身で、K-1のリングでも山崎秀晃、林健太、不可思といったトップファイターたちと鎬を削ってきた。21年11月18日に実弟の小嶋良羽将さんが急逝したと告白。会見では「チャンピオンになることは弟の夢でもあるし、僕が活躍することを一番うれしく喜んでくれると思います。僕には弟が宿っていて、2人分の実力なので必ずベルトを巻きます」と誓った。
松本は、厚生労働省で働く“戦う国家公務員”。21年は寺島輝に敗北を喫するも、22年2月は斉藤雄太から判定勝ちを収めて、初のタイトル奪取に向けて勢いをつけた。
1R、互いにロ―キックを蹴り合う。小嶋はプレッシャーをかけながら左のパンチをボディと顔面へつなげる。松本は小嶋のパンチの回転に合わせて右のカウンターを返す。小嶋は左でボディを打ちつつ、右をヒットさせる場面もあった。
2R、松本は前へ出て前蹴りから右のパンチへつなげる。小嶋は、これをガードして左のボディ打ち、さらに右へつなげる。松本はボディを耐えながらパンチを返していたが、小嶋の右でダウン。立ち上がった松本に小嶋はパンチをまとめるが、ラウンド終了。
3R、小嶋はパンチをまとめ打ち。だが、松本はこれを耐えながらパンチのカウンターを狙う。小嶋はボディ打ちから右を放つも、松本はクリーンヒットをもらわない。粘る松本。KOしたい小嶋の攻防が続き、判定へ。3-0で小嶋が勝利を収めて、弟の遺影を持ち涙をこらえながら笑顔を作った。
▼第6試合/第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
●大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
判定0-3 ※29-30、28-30、27-30
〇塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント一回戦。大野は空手をバックボーンに総合格闘技も経験したが、34歳にしてKrushに参戦すると2連続KO勝利。21年12月に大和哲也にKO負けを喫したが前戦の22年5月、蓮實光に左フックでダウンを奪い判定勝利。9月は不可思にKO負けを喫して今回が再起戦となる。
塚本は、第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-65kg優勝者。なかなか勝てない時期もあったが、21年11月の川島康佑戦で判定勝ちを収めると、ここまで4連勝中と絶好調。この勢いで王座獲りを狙う。
1R、塚本はミドルキックを連発。ボディと腕を狙い分け、大野の動きを止めにかかる。大野は飛び込んでの右のパンチで攻撃。塚本はガードをしながらヒザ蹴りで迎え撃つ。大野はカーフキックで足を狙いつつ右で顔面を打ちにいった。
2R、大野は距離を詰めてカーフキックから顔面へ右フック。塚本はヒザ蹴りで迎え撃つ。打ち合いに持ち込みたい大野と、パンチを封印させたい塚本の争い。だが塚本は右の打ちおろしのパンチを決めると、左、右のパンチでリズムを掴みかける。大野がカーフキックで足を狙い互角の攻防。
3R、塚本は前へ出てヒザ蹴り連打。大野はカーフキックで崩しにかかるが、塚本は耐えて右のパンチを打ち下ろす。塚本はパンチをもらってもヒザ蹴りを繰り返す。大野はカーフからフックへとつなげるが、崩せない。塚本は最後まで下がらずに前へ出て、ヒザ蹴りとパンチで押し切り、判定3-0で勝利。準決勝進出を決めた。
▶次ページは、ANIMAL☆KOJIvs.中平卓見、真美vs.Yuka☆
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