【ベラトール】ジンガノが激闘の末に判定勝利！マクコートはヒザ攻撃で顔面流血

2023/04/03（月）UP
（最終更新：2023/04/03 18:42）

　3月31日（日本時間4月1日）に米国カリフォルニア州テメクラで開催された『Bellator 293』の女子フェザー級マッチにて、同級1位のキャット・ジンガノ（40=米国）が同級4位のリア・マクコート（30=北アイルランド）に判定勝利を飾った。

【動画】ジンガノの戦慄のヒザ攻撃、マクコートが顔面カット流血！

　ジンガノはUFCでも活躍した人気ベテラン選手。15年2月に当時の王者ロンダ・ラウジーが持つ女子バンタム級のベルトに挑戦するも一本負け。しかし、ミーシャ・テイト、アマンダ・ヌネスら強豪勢を撃破した。ベラトールには20年9月に参戦すると、現在まで3連勝と波に乗っている。

　対するマクコートはアマチュア時代6勝1敗の実績を提げて17年にプロデビュー。初戦でTKO負けしたが、そこから6連勝。昨年2月にシネイド・カヴァナに判定負けしたが、同9月にダヤナ・シウバを撃破し再起を果たした。

　試合は1R序盤からマクコートが重圧で前進するも、ジンガノが両足タックルでテイクダウン。しかしマクコートはすぐに立ち上がり、金網に押し込んだジンガノにヒザ蹴りでダメージを与える。その一方でジンガノのバックヒジでマクコートの左目下が大きく腫れ上がる。

　2R、ジンガノの蹴り足をキャッチしたマクコートがジンガノの軸足を払いテイクダウン。バックマウントをとり背後からパンチの連打と見せ場を作るが、中盤にジンガノが反撃。バックを奪うと、パンチ、チョークと攻め続ける。

　一進一退の攻防で迎えた最終3R、テイクダウンを奪ったマクコートがジンガノを金網に押し込みパウンドを叩き込むが、残り2分、ジンガノがスクランブルから逆転。トップを奪い返すと、強烈なヒザでマクコートの顔面をカットさせ流血に追い込んだ。

　判定は3-0でジンガノが激勝。ベラトール4戦全勝を決めた。現王者クリス・サイボーグは約1年間防衛戦を行っていないが、今回勝利したジンガノが挑戦者となるタイトル戦が実現するのか。今後の動向に注目したい。

『Bellator 293』
2023年3月31日（日本時間4月1日）米国カリフォルニア州テメクラ
女子フェザー級マッチ
○キャット・ジンガノ（米国）
判定3-0 ※30-27、29-28×2
●リア・マクコート（北アイルランド）

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