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51歳・立嶋篤史、100戦目は顔面流血の激闘、残り1秒で無念のストップ=KROSS×OVER

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2023/04/17(月)UP

立嶋篤史(右)、100戦目記念マッチでTKO負け

 4月16日(日)に東京・新宿FACEで開催された『KROSS×OVER.21』のメインイベントにて“キックのカリスマ”こと立嶋篤史(51=ASSHI-PROJECT)が、自身の100戦目記念マッチに登場。松元仁志(FLAT UP)と対戦し、試合残り1秒に壮絶ダウンでTKO負けを喫した。

【フォト】51歳の立嶋が気迫の戦い!流血の激闘

 立嶋は1990年代前半に活躍した人気キックボクサー。2003年に交通事故で全治11か月の重傷も、2009年9月20日、6年3か月ぶり37歳での復帰戦を行い判定勝ち。その後、勝ち負けを繰り返したが、2016年から7月を最後に勝ち星には恵まれず現在6連敗中、そのうち5度のKOおよびTKOで敗れている。前戦は昨年12月の同大会でベンツ飯田に判定負けを喫している。前日計量で、立嶋は「何も変わらないです。1回目も100回目も試合は試合です」と語った。

パンチを放つ立嶋

 対戦相手の松元はキックジムFLAT UPの代表で、16年の『The Outsider』50-55kgトーナメント準優勝、RISEにも参戦しており、年は30代半ばだ。今回の試合を最後に現役引退を宣言していた。

 試合は1R、右ローと右ストレートを軸に攻撃のリズムを組み立てる立嶋。しかし、終盤に松元が立嶋の前足にローを連発。立嶋はバランスを崩すと、松元のパンチ連打を浴び、ロープ際でグラつく。

ダウン後、レフェリー に抱えられながら立ち上がろうとする立嶋

 2R、ダメージが深いと思われたが、立嶋は逆に圧を強め前進。松元のパンチを被弾しながらも、手数を増やし反撃に。しかし、終盤に攻撃をまとめる松元に左右フックとアッパーを貰い続け、ダウン寸前も気迫で倒れない。立嶋の顔から流血する。

 最終3R、立嶋は前に出てきた松元と打ち合い。コーナーに追い詰められ、殴られサンドバッグ状態になるも立嶋は倒れない。観客の立嶋コールに支えられているのか。松元のジャブや左ストレートに何度も顔を跳ね上げる立嶋。

KO勝利した松元

 しかし前に出てパンチを繰り出すが、松元のカウンターを貰い片膝をつきダウン。立嶋は立ち上がり、再び松元と打ち合うも強烈なフックをもらいダウン。試合残り1秒、レフェリーが試合を止めた。

 TKO負けした立嶋は立ち上がり、マイクは持たず、そのままリングを去った。

KROSS×OVER実行委員会
KROSS×OVER.21 立嶋篤史~100戦目記念大会~』
2023416日(日)東京・新宿FACE

立嶋篤史100戦目記念マッチ メインイベント
2 18試合 EMAR GROUP prsents PRO-MUAYTHAI -57.15kg FIGHT 33R 肘あり
立嶋篤史(ASSHI-PROJECT
TKO 3R 259 
松元仁志(FLAT UP

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