51歳・立嶋篤史、100戦目は顔面流血の激闘、残り1秒で無念のストップ=KROSS×OVER
4月16日(日)に東京・新宿FACEで開催された『KROSS×OVER.21』のメインイベントにて“キックのカリスマ”こと立嶋篤史(51=ASSHI-PROJECT)が、自身の100戦目記念マッチに登場。松元仁志(FLAT UP)と対戦し、試合残り1秒に壮絶ダウンでTKO負けを喫した。
立嶋は1990年代前半に活躍した人気キックボクサー。2003年に交通事故で全治11か月の重傷も、2009年9月20日、6年3か月ぶり37歳での復帰戦を行い判定勝ち。その後、勝ち負けを繰り返したが、2016年から7月を最後に勝ち星には恵まれず現在6連敗中、そのうち5度のKOおよびTKOで敗れている。前戦は昨年12月の同大会でベンツ飯田に判定負けを喫している。前日計量で、立嶋は「何も変わらないです。1回目も100回目も試合は試合です」と語った。
対戦相手の松元はキックジムFLAT UPの代表で、16年の『The Outsider』50-55kgトーナメント準優勝、RISEにも参戦しており、年は30代半ばだ。今回の試合を最後に現役引退を宣言していた。
試合は1R、右ローと右ストレートを軸に攻撃のリズムを組み立てる立嶋。しかし、終盤に松元が立嶋の前足にローを連発。立嶋はバランスを崩すと、松元のパンチ連打を浴び、ロープ際でグラつく。
2R、ダメージが深いと思われたが、立嶋は逆に圧を強め前進。松元のパンチを被弾しながらも、手数を増やし反撃に。しかし、終盤に攻撃をまとめる松元に左右フックとアッパーを貰い続け、ダウン寸前も気迫で倒れない。立嶋の顔から流血する。
最終3R、立嶋は前に出てきた松元と打ち合い。コーナーに追い詰められ、殴られサンドバッグ状態になるも立嶋は倒れない。観客の立嶋コールに支えられているのか。松元のジャブや左ストレートに何度も顔を跳ね上げる立嶋。
しかし前に出てパンチを繰り出すが、松元のカウンターを貰い片膝をつきダウン。立嶋は立ち上がり、再び松元と打ち合うも強烈なフックをもらいダウン。試合残り1秒、レフェリーが試合を止めた。
TKO負けした立嶋は立ち上がり、マイクは持たず、そのままリングを去った。
KROSS×OVER実行委員会
『KROSS×OVER.21 立嶋篤史~100戦目記念大会~』
2023年4月16日(日)東京・新宿FACE
▼立嶋篤史100戦目記念マッチ メインイベント
第2部 第18試合 EMAR GROUP prsents PRO-MUAYTHAI -57.15kg FIGHT 3分3R ※肘あり
●立嶋篤史(ASSHI-PROJECT)
TKO 3R 2分59秒
○松元仁志(FLAT UP)
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