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【イノベーション】紀州のマルちゃん大善戦も、粘る新田宗一朗がドロー王座防衛

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2023/05/01(月)UP

左ヒジで遊羅(右)をKOした元山(左)

▼第8試合  INNOVATIONフェザー級王座決定トーナメント準決勝  3分3R延長1R
○元山祐希(武勇会/同級2位)
KO  3R 1分5秒 ※左ヒジ打ち
●遊羅(マイウェイスピリッツ/同級10位)

 元山は、今トーナメントのダントツの優勝候補のベテラン。過去にはINNOVATIONの絶対王者・岩浪悠弥に1階級下で挑み、判定負けも接戦を繰り広げたことがある。

 対する遊羅は恐れ知らずの21歳。19年シュートボクシングでは1R衝撃KO勝ちを収め、絶大なインパクトを残したことで知られる。今回は一気にランキング2位の元山撃破へ燃える。

 1R、お互いローの蹴り合い。遊羅は前蹴りで突き放す。元山はガードの上から左右フックを叩き込み、ボディを狙う。縦ヒジを見舞う元山。

 2R、両者とも左ヒジ打ちを見舞う。元山は左ボディフックからのヒザ蹴り、組んでのヒザで遊羅を削りにかかる。ここまでは元山のペースで試合が進む。

 3R、遊羅は縦ヒジで逆転を狙って前に出る。しかし、元山は冷静に遊羅の動きを見切ると、ヒジ打ちに照準を絞る。

 元山は遠い距離からのヒジ打ちで最初のダウンを奪う。ふらつく遊羅に、今度は右ヒジから左ヒジを返してクリーンヒット! 遊羅が大の字になってダウンし、即座にレフェリーがストップした。

 元山がヒジ打ちの活かした衝撃KOで決勝へ進出した。合わせて、準決勝を勝ち抜いた元山と前田大尊が7月の山梨大会で激突することが発表された。

 前の試合で勝利した前田は、リングに上がると「このトーナメント僕が最年少ということで注目度はないと思うんですけど、人生をかけてタイトルを獲りたいと思っています。迷わず僕のことを応援してください」とアピール。

 対する元山は「最年少ですけど、おっさん舐めんなよと。強いので楽しみです。僕のことも応援してくれると嬉しいです」と集まったファンへ呼びかけた。


都築(左)に右ハイを見舞う前田(右)

▼第7試合  INNOVATIONフェザー級王座決定トーナメント準決勝  3分3R延長1R
●都築憲一郎(エムトーンジム/同級5位)
判定0-3 ※30-26、30-26、30-27
○前田大尊(マイウェイジム/同級9位)

 都築は20代で数年のブランクを作ったが、エムトーンジムから再起した32歳。対する前田は17歳の新鋭で高い殺傷能力を誇る。戦績は5勝1敗と高勝率だ。

 1R、前田は右ローを強打、ミドルやハイ、バックスピンキックとバリエーションを見せる。どっしり構えた都築は右ローを返し、終盤に左右フックで応戦する。

 2R、前田が右ストレートをクリーンヒット、ハイキックや飛びヒザ蹴りとダイナミックな技で攻め立てる。かなり被弾した都築だが、破格の打たれ強さで倒れない。

 3R、強烈なボディ打ちを織り交ぜる前田が、コーナーに都築を詰めて強烈なパンチ連打! これで遂に前田がダウンを奪取する。意地で立ち続ける都築に、前田はバックブロー、バックスピンキックと大技でも攻め立てた。

 ジャッジは3者とも前田を支持。前田が判定で圧勝で決勝戦へ進出した。


▼第6試合 ジム対抗戦 スーパーライト級 2分3R ※ヒジなし
○切詰大貴(武勇会)
判定3-0 ※30-28、30‐28、30-27
●弘・センチャイジム(センチャイムエタイジム)

▼第5試合 ジム対抗戦 女子41kg契約 2分3R
○愛(STRIFE)
判定3-0 ※三者とも30-29
●Crazy SHARK(YSSジム)

▼第4試合 ライト級新人王決定リーグ第1戦 2分3R ※ヒジなし
●伊世虎雅(モリタキックボクシングジム)
判定0-2 ※28-28、28-29、28‐29
○長谷部二郎(マイウェイスピリッツ)

▼第3試合 フライ級新人王決定リーグ第1戦 2分3R ※ヒジなし
●鴇田波琉(モリタキックボクシングジム)
判定0-3 ※三者とも28-30
○藤原将裕(マイウェイスピリッツ)

▼第2試合 ジム対抗戦  70kg契約 2分3R ※ヒジなし
●中村優(府中ムエタイクラブ)
KO 1R 1分49秒 ※パンチ連打
○バシ・カニ・エビ(FJ KICKASS)

▼第1試合 ジム対抗戦 フェザー級  2分3R ※ワンキャッチワンアタックルール
●齋藤 駿(CARENES)
KO  2R 2分 ※パンチ連打
○長松進之介(FJ KICKASS)

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