2023/05/22（月）UP
（最終更新：2023/05/22 11:57）

元ボクサー齋藤奨司が寝技師の須藤を退けた

サステイン
『プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.3』
2023年5月21日（日）東京・ニューピアホール

▼メインイベント（第10試合）バンタム級5分3R
●須藤拓真（X-TREME EBINA/同級世界4位）
判定0-3
〇齋藤奨司（FIGHT FARM/同級世界7位）

須藤が極めにいくが逃げられる。

　須藤は昨年11月の修斗デビュー戦で後藤丈治の膝を得意のヒールフックで破壊。一発で極め切る強さを見せつけた“レッグハンター”。

　対する齋藤は東洋大学ボクシング部で国体優勝の実績を持つ元ボクサー。卒業後はRISEでキックボクシング3戦2勝１敗の戦績を残し、MMAに転向したストライカーだ。

足を取りに行く須藤、逃げる齋藤

　1R序盤から齋藤がボクシングの打撃を見せるが須藤はダッシュして組みつき、そこから引き込んでグラウンドに持ち込む。そして三角絞めへ。これを齋藤が逃げても足関節を狙う。齋藤が何とか足を引き抜き逃れる展開。

　2R、須藤は片足タックルに出て、齋藤は足を引き抜こうとするも、須藤はしつこくついていき、グラウンドに持ち込むみ膝十字とヒールホールド。齋藤はそれに耐えながら上から須藤に鉄槌と肘打ちの連打！須藤の頭が何度もマットに叩きつけられる。

齋藤が強烈な肘パウンド！

　最終の3Rには須藤がグラウンドに寝転び、前転しながら近づくなど齋藤をグラウンドに持ち込もうとするが、斎藤は寝転ぶ須藤にローキックを連打。須藤は立ち上がりシングルレッグからテイクダウンするが、汗もあってか滑り齋藤は取らせない。
　最後は須藤も立ち技で仕掛け飛びヒザ、首相撲からのヒザを見舞って試合を終えた。

判定勝利した齋藤

　判定はジャッジ3者が29-28をつけ齋藤が勝利。マイクでは「最高のチームで最高の仲間たちと勝つことができて最高に嬉しいです。これからも俺についてきてください。自分自身を貫き通してこのまま上までいきます」と“レッグハンター”須藤を降した勝利を喜んだ。
　この一戦に勝利した斎藤は今後、環太平洋王者・藤井伸樹と対戦することが濃厚と見られる。

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