【UFC】ミドル級上位ランカー対決はキャノニアに軍配、打撃戦でヴェットーリとの激闘を制す
6月17日(日本時間18日)に米国ネバダ州ラスベガスで開催された総合格闘技イベント『UFCファイトナイト・ラスベガス75』メインイベントのミドル級マッチにて、同級4位のジャレッド・キャノニア(39=米国)が打撃戦の末、同級3位のマービン・ヴェットーリ(29=イタリア)に判定勝利を飾った。
【フォト】ミドル級上位対決、キャノニアとヴェットーリの激闘シーン!
キャノニアは“キラーゴリラ”の異名を持ち、破壊力のある打撃が武器。昨年7月のタイトル戦で王者イズラエル・アデサンヤに判定負けしたが、同12月にショーン・ストリックランドに競り勝ち再起した。
対するヴェットーリは強靭なフィジカルと強烈なタックルを武器にするイタリア人ファイター。19勝の内9試合はサブミッションによるものだ。今年3月の前戦では、ロマン・ドリーゼに勝利した。
1R、ヴェットーリのジャブやストレートがクリーンヒットし、キャノニアが2度もぐらつく場面が。しかし、キャノニアは2Rから反撃。強い圧力で前進し、パンチやパウンドの連打でヴェットーリを追い込む。
強打を受け続け鼻血を流すヴェットーリだが、倒れることを拒む。ポイントは確実にキャノニアだが、ヴェットーリの打たれ強さも光る。
4Rまで、さらにパンチの手数が増えるキャノニア。かなりのパンチをもらうヴェットーリだが、諦めずパンチを打ち返す。倒れないヴェットーリに対し、キャノニアがタックルからテイクダウンを奪うも、ヴェットーリはすぐに立ち上がり、戦いはグラウンドに移行しない。
最終5R、KOか一本のフィニッシュしか勝つ方法のないヴェットーリ。中央に出始め、キャノニアと真っ向の打ち合いに応じるが、ハンドスピード、当てる精度はキャノニアが上。しかし、ヴェットーリは諦めず、攻め続ける。
残り1分半、キャノニアがタックルからテイクダウン。パウンドを落とすと、ヴェットーリの顔面は流血で真っ赤に。しかし、TKO負けは拒んだ。
判定は3-0でキャノニアが勝利。5Rフルの激闘は本大会の最優秀試合の「FIGHT OF THE NIGHT」に選ばれた。
『UFCファイトナイト・ラスベガス75』
6月17日(日本時間18日)米国ネバダ州ラスベガス
▼ミドル級
●マービン・ヴェットーリ(イタリア)
判定0-3 ※45-49×2、46-48
○ジャレッド・キャノニア(米国)
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