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【ROAD TO UFC】無敗の”超新星”鶴屋怜、判定快勝で決勝進出!“寝技攻勢”でフィリピン強豪を撃破

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2023/08/27(日)UP

鶴屋が寝技攻勢で判定快勝、決勝へ@UFC

 8月27日(日)シンガポール・インドア・スタジアムで開催された総合格闘技イベント『ROAD TO UFCシーズン2準決勝』のフライ級トーナメント準決勝にて、鶴屋怜(21=パラエストラ松戸)がマーク・クリマコ(25=フィリピン/米国)を判定で下し、決勝進出を決めた。

 鶴屋は名門『パラエストラ千葉ネットワーク』代表・鶴屋浩氏の息子で格闘エリート。21年2月にDEEPでプロデビューし3戦連続フィニッシュ勝利。
 昨年4月からパンクラスへ参戦すると、同12月にフライ級王者・猿飛流に一本勝ち。トーナメント初戦では、ロナル・シアハーンにアームロックで鮮烈一本勝ち。圧倒的な強さで、7戦全勝(3KO・4一本)としている。

 対するクリマコは米国在住のフィリピン人ファイター。名門ジムAKAに所属し、ベラトールやLFAに参戦。キャリア9勝1敗の戦績を誇る。

スタンド打撃戦でも果敢に攻める鶴屋(右)©️UFC

 試合は1R、開始すぐ、鶴屋が低空タックルでテイクダウン成功。素早くバックを奪うと、前転してツイスター狙い。これは失敗したが、膝十字を仕掛けるなどグラウンドコントロールでクリマコを完全に制圧。クリマコは守るだけで精一杯。

 2R、鶴屋が大振りな左フックをヒット、クリマコが尻餅ダウンもすぐに立ち上がる。中盤、鶴屋が遠い距離からアンクルピックでクリマコを崩し、素早くバックテイクも、チャンスメイクならず。一方のクリマコはジャブとローをコツコツ当てながらポイント狙い。

 3R、鶴屋が素早い片足タックルでテイクダウン成功。ケージ際でバックを奪い4の字ロック。パウンドを落とすも、サブミッションは仕掛けられず。クリマコがケージを利用しながら立ち上がり、ロックを解除。
 残り30秒、タックルに行こうとした鶴屋に対し、クリマコがカウンターの蹴りをヒット。一瞬ひやっとしたが、鶴屋は冷静にノースサウスから三角絞めを狙うもタイムアップ。

 判定は3-0で鶴屋が勝利。全勝記録を8に伸ばすも、連続フィニッシュは途絶えた。決勝進出を決めた鶴屋。勝利マイクで「一本で決めたかったが、判定になり悔しい。(相手は)力が強かった。しかし攻め勝てたのは成長だった」と自身のパフォーマンスについては満足した様子だった。

 鶴屋は決勝でジー・ニウシュイエ(中国)と激突。ニウシュイエは準決勝でチェ・ソングク(韓国)を判定で下し7連勝を決めた。果たして、鶴屋は無敗のままUFC契約を獲得できるのか、期待だ。

『ROAD TO UFCシーズン2準決勝』
8月27日(日)シンガポール・インドア・スタジアム
▼フライ級トーナメント準決勝 5分3R
○鶴屋怜(パラエストラ松戸)
判定3-0 30-2729-2829-27
マーク・クリマコ(フィリピン)

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