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【ROAD TO UFC】“優勝候補”上久保周哉、判定負けで決勝を逃す、中国ロンの打撃に苦戦

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2023/08/28(月)UP

上久保周哉(右)、判定負けで決勝を逃す©️UFC

 8月27日(日)シンガポール・インドア・スタジアムで開催された総合格闘技イベント『ROAD TO UFCシーズン2準決勝』のバンタム級トーナメント準決勝にて、ONE全勝の上久保周哉(30=日本)がシャオ・ロン(25=中国)に判定負け、決勝進出を逃した。

 上久保は14年にDEEPフューチャーキングトーナメントで優勝した実績を提げ、18年にONEに参戦。ONEで6戦全勝したが、今回UFC参戦を目指す。日本屈指のグラップラーはトーナメント初戦では、ジェライスー・バーエゴンに判定勝利した。現在10連勝中だ。

 対するロンはキャリア25勝7敗の中国の実力者。敗れてUFC契約はならなかったがDWCSにも参戦経験も持っており、今回のトーナメント初戦では、野瀬翔平を判定で下した。

至近距離でパンチ打ち合いの上久保(左)とロン(右)©️UFC

 1R、上久保がジャブからタックルしケージに押し込むが、ロンはテイクダウンを許さない。後半、上久保が再び片足タックルをトライ、今度はテイクダウンに成功。残り1分、上久保がマウント奪取。ロンが立ち上がろうとするとバックテイクし。残り数秒、ツイスターを仕掛けるなど攻勢。

 2R、ロンが先にスタンド勝負を仕掛け、フック、アッパーを放つが、上久保は冷静に対処。ケージ際の攻防、お互いにテイクダウンを許さず。

 3R、上久保のタックルに対し、ロンは切り続け、左右フックを当て続ける。上久保はスタミナが消耗か、足元がふらつき、不用意にロンのパンチやヒザ蹴りをもらう場面が増える。終盤、ロンがガードの下がった上久保に対し、ロンが左右のフックを連続ヒット。最後は上久保が組みついたが、タイムアップ。

 判定は2-0でロンが勝利。上久保は決勝進出を逃した。この結果、バンタム級決勝は、ロンとイ・チャンホ(韓国)で争われる。

『ROAD TO UFCシーズン2準決勝』
8月27日(日)シンガポール・インドア・スタジアム
▼バンタム級トーナメント準決勝 5分3R
○シャオ・ロン(中国)
判定2-0 29-2829-2728-28
上久保周哉(日本)

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