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【UFC】王者グラッソが大激闘ドローで初防衛成功!シェフチェンコの返り咲きならず

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2023/09/17(日)UP

グラッソvsシェフチェンコ 2はドロー判定に、グラッソが王座防衛©️UFC

 9月15日(日本時間16日)に米国ネバダ州ラスベガスにて開催された総合格闘技イベント『UFCファイトナイト』メインイベントの女子フライ級タイトルマッチにて、王者アレクサ・グラッソ(29=メキシコ)が前王者で挑戦者のヴァレンティーナ・シェフチェンコ(33=キルギス)と判定1-1で引き分け、初防衛に成功した。

【動画】フルラウンド大激闘!最後はグラッソがフェイスロックでタイムアップ、会場大歓声に

 両者は今年3月のタイトル戦で初対決。下馬評ではV8を狙う絶対王者シェフチェンコが優位だったが、4Rにシェフチェンコの得意のバックスピンキックをグラッソがかわし、バックテイクからチョーク一本勝ち。今回は6ヶ月ぶりのダイレクトリマッチ、戦前の下馬評ではシェフチェンコが有利だ。

 1Rは至近距離での打撃戦。スピードある精度の高いシェフチェンコのパンチがヒットし優勢に。シェフチェンコはテイクダウンも奪い、試合をリードする。

 2R中盤、グラッソの右がクリーンヒットし、シェフチェンコが尻餅ダウン。すぐに立ち上がるも、グラッソがシェフチェンコのクリンチからアッパーとヒザ蹴りの嵐、シェフチェンコのダメージが大きい。しかし、シェフチェンコはタックルからテイクダウンし、トップキープ状態でピンチを回避する。

 3R、シェフチェンコがタックルでテイクダウン、スクランブルからグラッソが立ち上がろうとすると、シェフチェンコが電光石火のギロチンチョーク!絞り上げ極まったかに見えたが、グラッソは回避。しかし、シェフチェンコがすぐにバックテイクからの4の字ロックでパウンド。グラッソが正対すると、シェフチェンコは下からアームバーと攻勢。

 4R、グラッソがシェフチェンコのタックルを切ると、そこから組みついてヒザ蹴り連打。すぐに背後に回るとリフトアップし、テイクダウンを奪う。残り30秒、今度はシェフチェンコがボディロックからテイクダウン。しかし、グラッソが下から足関節を仕掛けたところでラウンド終了。

 5R、スタンドの打撃戦、圧力でジワジワと前進するグラッソだが、あまり手が出ない。逆にシェフチェンコのジャブ、ワンツーを被弾し、左目尻から流血。残り1分半、組みに行ったシェフチェンコに対し、グラッソがバックテイク。亀状態のシェフチェンコに対し、グラッソはパウンド連打。そして、最後はフェイスロックを仕掛けるなど一気に形成逆転したが、ここでタイムアップ。

 会場大歓声の大激闘、自分が勝者と手を上げる両者。そして、判定は最初の2名が48-47と両者それぞれを支持したが、最後のジャッジが47-47と同ポイント。1-1のドロー判定でグラッソが初防衛に成功した。

『UFCファイトナイト』
9月15日(日本時間16日)米国ネバダ州ラスベガス
▼女子フライ級タイトルマッチ
△アレクサ・グラッソ(メキシコ/王者)
判定1-1ドロー ※48-47、47-48、47-47
△ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(キルギス/挑戦者)
※ドロー判定によりグラッソが初防衛に成功

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