【DEEP KICK】KING龍蔵、安尾瑠輝がKO勝利で新王者に輝く
DEEP☆KICK実行委員会
『DEEP☆KICK 68』(2P目)
2023年12月10日(日)泉大津市・テクスピア大阪
▼ダブルメインイベント1 DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
◯安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード)
TKO 2R2分25秒 ※レフェリーストップ
⚫️KING陸斗(ROYAL KINGS)
※安尾瑠輝が-51kg第3代王者に
現在空席のDEEP☆KICK-51kg第3代王者の椅子を掛けたトーナメントの決勝戦、K-1からの刺客・安尾とプロ全戦全勝を誇る驚異のルーキー・陸斗が激突した。
1R、リング中央に陣取る安尾に対し陸斗はステップを踏みながらリングを左右に周っていく。そして早くも予想以上の試合内容に、安尾の攻めはやはり魅力的、ワンツーに右ハイ・フックと威力のある鋭い攻めをいかんなく繰り出すと対する陸斗、それを避けて右フック・避けてローとこちらもさすがの技術をふんだんに見せつける。安尾の攻めに歓声が上がり、陸斗がそれを避けて驚きの声が上がる、そういった展開が続いていく。中で陸斗は返しの右フックやストレートを着々とヒットさせていき、1Rは陸斗が優勢。
2R、ボディストレートに左ハイとバリエーションを増やしてきた陸斗に対し、安尾はじわじわと圧をかけながら必殺の一撃を狙う。中盤、安尾が陸斗をコーナーに詰めパンチ・膝とラッシュでまくしたてるも陸斗はこれを避けてコーナーを即脱出、これには会場からも大きな驚きの声が上がった。そしてそのまま試合が続くかと思われた最中、勝負は一瞬でついた。陸斗のストレートをガードした安尾が返しのハイキック一閃、プツンと切れたように陸斗が後方に倒れるとレフェリーが即座に試合をストップした。後に安尾は「ハイキックはずっと練習してて、1Rは取られたけど2Rはしっかりタイミングを計ってた、そしてここ!という所で当てれました」と語り、そして渾身の一撃KOで新王者になった安尾はリング上で大粒の涙を流しながらセコンドに就いていた父親と抱き合い喜びを分かち合った。
試合後のマイクではベルトを獲れたことへの喜び、そしてもっと注目されたいという事を涙ながらに、詰まりながらも懸命に喋った。試合後、「今まで大阪で試合をしてこなかったので、大阪のDEEP☆KICKに出れて応援もたくさん来てくれた、何より負ける姿を見せることにならず安心しました。まだ名の売れていない自分でもベルトを取らせて頂いたので、今後はSNSなども初めてもっともっと注目されるようになります。そしてRISEにも出たい、上に1つ1つしっかりと上がっていきたいです」とたどたどしくも目を光らせながら語った。当日のリングサイドにはKrushプロデューサーの宮田充氏も観戦しており、自身の強さは存分にアピールも出来たであろう。今回、K-1からの刺客として登場しベルト奪取を達成した安尾、次なるステージは果たしてどこだ。
▶︎次ページはダブルセミ、上村雄音 vs 中田史斗と松本陸 vs KING剛
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