【DEEP KICK】KING龍蔵、安尾瑠輝がKO勝利で新王者に輝く
DEEP☆KICK実行委員会
『DEEP☆KICK 68』(5P目)
2023年12月10日(日)泉大津市・テクスピア大阪
▼第9試合 DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
◯和田哲平(FFT)
TKO 1R1分31秒 ※レフェリーストップ
⚫️絢太(teamMISAKI)
※和田哲平が-65kg挑戦者決定トーナメント決勝に進出
6月にDEEP☆KICK-65kg第4代王者に輝いた石田迅(LEGENDGYM)への挑戦権を懸けたトーナメントの準決勝、同級2位に位置する和田哲平(FFT)と福岡県の猛者・絢太(teamMISAKI)が激突。
試合は早くも決着に向かう、1Rサウスポースタイルに構える長身の絢太はローにハイと繰り出すが和田の鋭いハイキックにやや後退させられる。和田は細かく蹴りを入れながら強烈なストレートにフック・三日月蹴りで圧をかけていく。最中、和田の強烈な膝蹴りが突き刺さりガード一辺倒になる絢太に早いボディ・三日月蹴り・膝に加え威力のある右のオーバーハンド気味のボディを数度打っていくと最後は同じ打ち方からの強烈な右フックが絢太にクリーンヒットし一撃KO、1R1分31秒TKO勝利で和田がトーナメント決勝への進出を決めた。
リングには先に決勝進出を決めた中澤がリングインすると、中澤はマイクにて「無事勝つ姿を見せれて安心してます。次回2月に決勝があるので、また応援お願いします」とコメントすると、和田は「チャンピオンの石田選手しか見てません。(中澤の)試合見てましたけど、あんな生ぬるい試合しないので、僕がチャンピオンになるところを是非見に来てください」と強気のコメントを返した。
トーナメント決勝は来年2月25日、176BOX「DEEP☆KICK ZERO」にて行われる。
▼第8試合 DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
⚫️竹市一樹(MA二刃会)
判定0-2 ※29-30、29-29、29-30
◯中澤友(ビンチェレあべの)
※中澤友が-65kg挑戦者決定トーナメント決勝に進出
もう1つの準決勝は同級5位の竹市一樹(MA二刃会)と6位の中澤友(ビンチェレあべの)の1戦に。両者は昨年3月にも対戦経験がありその際は中澤が左ハイで3RKO勝利を収めている。
試合は1R、両者ともにサウスポースタイルに構え小まめにローを出しながら様子を見合う印象。竹市が圧をかけていくが時折見せる中澤の強烈な左ハイにストレートで中に入り切れないか、1Rは互角の印象。続く2R、前蹴りにローで手数を増やす中澤、一撃一撃に威力が見え竹市の右腿が瞬く間に赤く染まっていく。竹市もプレッシャーをかけながらローにパンチと繋いでいきたいが中澤のボディストレートとローをもらうシーンが増える。2R終了時点でのオープンスコアは3者共に19-20で中澤を支持。
最終ラウンド、ゴングと共に距離を詰める竹市だが、中澤はリングを上手く周りながらローに左ハイを繰り出しながら距離を保ちに行く。やや疲れが見える中澤だが蹴りを軸にヒットを重ねる、竹市は終始圧をかけていきストレートに右フックで起死回生の一発を狙っていくが捕まえることが出来ず試合終了。判定は0-2で中澤が約1年半ぶりの試合で判定勝利を収め、一足先にトーナメント決勝進出を決めた。
▼第7試合 DEEP☆KICK-63kg契約 3分3R
⚫️篤椰(NJKFteamBonds)
判定0-3 ※26-29、26-30、26-29
◯TETSU(月心会チーム侍)
DEEP☆KICKランカーvsK-1ファイターの1戦、身長差は約11センチTETSU(月心会チーム侍)が高く、1Rから強烈なジャブとストレートでTETSUが攻勢に出る。対する篤椰はローを蹴りながら入ってきたところにフックを狙っていく、膝蹴りも印象的だ。最中、篤椰がストレートに踏み込んだところにTETSUの飛び膝蹴りがクリーンヒット、ファーストダウンを奪う。ダメージは明らかだが篤椰も打たれ強い、決めに来るTETSUの攻めをらずガードしながらパンチを返していき1R終了。
2Rは篤椰が近い距離にじわじわ詰めボディ・ストレート・フックと上下に打ち分けていきヒットを重ねる。対するTETSUも左フック・ストレートに顔面への膝蹴りを混ぜながら返していくが、やや篤椰のヒットが目立つか。2R終了時点でのオープンスコアは2名が18-19、1名が18-20で3者共にTETSUを支持。
3R、後がない篤椰は果敢に左右のフックで攻めに入る。TETSUはやや下がりながらもジャブにフックと着実にヒットを重ねていき中盤にはTETSUがカウンターの左フックをヒットさせダメージの見える篤椰にストレート・フックと打ち込み2度目のダウン奪取。これが決勝点か、篤椰も最後まで倒れずに打ち合いに出向くがTETSUを倒すに至らず試合終了。
1・3Rのダウンポイントがものを言い判定は3-0でTETSUが勝利を収めた。しかし倒しきれなかったことが悔しかったのか終始どこか納得のいかない表情を見せたTETSU。この1戦を次にどうつなげるのか、TETSUの次戦に期待したい。
▼第6試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
⚫️長谷川英翔(誠剛館)
TKO 2R2分14秒 ※レフェリーストップ
◯山田貴紀(山口道場)
共にアマチュア時代からエリートとして鳴らしていた選手同士、長谷川英翔(誠剛館)は8月にABWバンタム級王者を戴冠しており1年9か月ぶりのDEEP☆KICKの地でも勢いは上々だろう。対する山田貴紀(山口道場)はまだプロ2戦ながらも実力には折り紙付きの新鋭だ。
果たして1R、ゴングからハイに前蹴り・ローに膝と多彩に攻める山田に対し、ボクシングのフリッカーのように前手を下げた状態からの早いジャブを突きながら膝・フックと繋ぐ長谷川。しかし山田は冷静、ガードを固めながら返しの左フックにロー、ストレートと着実に返していく。長谷川も左フックに飛び膝と攻め手を変えていくが山田のガードを崩しきれない、ラウンド後半には山田の離れ際の右フックが長谷川にヒットしファーストダウンを山田が奪う。
続く2R、前蹴りにハイと攻め手を緩めない山田、長谷川もジャブにボディ・ストレートに飛び膝蹴りと放っていくが印象的な一撃が出ない。都度、山田は前蹴りで長谷川を押し倒し、その後どんどんとジャブ・ワンツーで長谷川を後退させていくとラウンド中盤には左ハイからのストレートで再び山田がダウンを奪取。長谷川も立つがダメージが見える、決めに行く山田はパンチ・ハイで詰めていき最後はコーナーに詰めてのスタンディングダウンでレフェリーが試合を止め2R2分14秒、-55kgランキング上位の長谷川を相手に山田がTKO勝利を収めた。
▶︎次ページは第5試合からオープニングイベント
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