2024/01/14（日）UP
（最終更新：2024/01/15 12:05）

小林（右）がワン（左）をKOした

▼セミファイナル（第10試合）Super Fight! -49.5kg契約 3分3R延長1R
〇小林愛理奈（FASCINATE FIGHT TEAM/第3代RISE QUEENミニフライ級王者）
TKO　2R 1分32秒　※左ボディ→レフェリーストップ
●ワン・チンロン（台湾/TKBA/PUNCHUP）

ワンのヒザ蹴りが小林に襲い掛かる

　小林はフルコンタクト空手出身で、原口健飛率いるFASCINATE FIGHT TEAMに所属し、女子離れしたパワーを武器にオープンフィンガーグローブでの試合も経験。昨年11月、4連勝で迎えたRISE QUEENミニフライ級タイトルマッチでは、得意の豪打を爆発させ王者のerika♡をKO、悲願のRISE QUEEN王座を手に入れたばかり。

　対するチンロンは、“台湾の妖精”の異名を持つ。双子の妹と共に中学からボクシングを始め、全国大会で優勝するなど活躍し、トップアスリートを生み出している国立台湾体育運動大学へ進学後にプロデビュー。昨年4月のKNOCK OUTでは、ぱんちゃん璃奈と善戦の末に判定負けを喫したが、ダンスしながらの入場も話題となった。

小林はボディブローでワンをKOした

　1R、小林は飛び込んでの右を放つ。チンロンはリーチを活かしたジャブからのヒザ蹴りで対抗。小林は強烈なローキック、さらに右ミドルキックを決めて動きを止める。チンロンはヒザ蹴りで迎え撃つも、小林のローキックがダメージを与えていく。

　2R、小林は前へ出て強烈なローキック。チンロンはジャブを伸ばすも、ローキックを蹴られてしまう。さらに飛びヒザ蹴りを見せるチンロン。小林はこれをディフェンスすると、ボディブロー、そしてローキックをダメージを与える。防戦一方のチンロンに右をヒットしてダウンを奪う小林。立ち上がったチンロンに、小林はボディブローを連打。チンロンが、これでダウン。そのままレフェリーがKOを宣告した。

小林愛理奈（左）は小林愛三（右）に宣戦布告

　KO勝利した小林は「今日はチャンピオンになってから初めての試合、国際戦、勝つことができて良かったです。小林愛三選手、良いですか（愛三がリングイン）。愛三選手は、私がデビューする前から活躍している選手で、いつか戦いたいと思っていました。OFG（オープンフィンガーグローブ）でどうですか？」と対戦をアピール。愛三は「私もやりたいと言いにきたので、ぜひやりましょう」と対戦を約束した。

木村（右）はこの右でチャッピー（左）からダウンを奪った

▼第9試合　スーパーライト級（-65kg） 3分3R延長1R
〇木村“ケルベロス”颯太（心将塾/ライト級9位、第3代DEEP☆KICK -65kg王者）
判定3-0　※30-28×2、30-27
●チャッピー吉沼（TANG TANG FIGHT CLUB/同級8位）

チャッピーがパンチ連打でKOを狙う

　木村は約5年間の空手経験を持つ。NJKFやDEEP☆KICKを主戦場に戦い21年にはDEEP☆KICK -65kg王座に就いた。昨年4月にRIZIN初参戦で進撃の祐基にTKO勝ち、続く5月のRIZINでは城戸康裕に判定勝利。11月の『FIGHT CLUB』では白川陸斗と対戦して強烈な打撃で両者流血の大激闘を繰り広げ、決着はつかずルールによりドローとなった。

　対するチャッピーは20年11月よりRISEに参戦し、1年ぶりのRISE復帰となった昨年2月の『RISE155』より、リングネームを突如チャッピー吉沼に変更。復帰戦では負けたものの、その後は第2代Bigbangライト級王者の稲石竜弥、小川悠太に判定勝利。今回1年2ヶ月ぶりにリングに帰ってくる。