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【新極真会】優勝1000万は多彩な技で翻弄した岡田侑己に!決勝で世界重量級王者を倒す

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2024/07/21(日)UP

岡田が多彩な技で翻弄し優勝賞金1000万円を手にした

決勝戦、岡田が左ローを効かせる

 7月21日(日)国立代々木競技場第二体育館にて新極真会主催、第1回『空手Champion of Champions』(KCC)が開催された。男女・各8人制の”体重無差別”世界トーナメントで優勝者には賞金1000万円が与えられるものだ。
 男子・決勝戦では昨年世界大会5位の岡田侑己(27=日本)が、22年全世界ウエイト制大会 重量級 優勝エヴェンタス・グザウスカス(29=リトアニア)に本戦4-0で勝利、見事優勝した。

 決勝戦では岡田が華麗なステップで左ローを効かせてゆくも、グザウスカスが剛腕パンチで対抗。中盤には岡田が強烈な顔面殴打をもらう。グザウスカスは注意1。

体格差があったが岡田の勢いが勝った

 その後もグザウスカスは強烈なパンチ連打。しかし岡田の左ローに、グザウスカスの動きが突然止まる。そのまま岡田が嵐のようなパンチ・ヒザラッシュで攻め込み、会場は岡田コールだ。判定は4-0で岡田に。岡田が完勝と言ってよい優勝を飾った。

 岡田はマイクで息を切らせながら「出場選手が全力を出し切っても勝てるかどうかといった選手で、皆さんの応援のおかげで勝ち切ることが出来た」と優勝を喜んだ。

 準決勝1ではグザウスカスが、白蓮会館・多田大祐(日本)の右ローに苦しむも、ラスト30で豪快なパンチラッシュ。たまらず2度も抱えてしまった多田が減点1を受け、グザウスカスが5-0勝利した。

世界重量級王者のグザウスカス

 準決勝2では岡田が世界大会8位・渡辺優作(日本)に、キレのあるローや前蹴り、胴回しと飛び後ろ蹴りと華麗な蹴りの連続。渡辺が得意のパンチで応戦も、岡田が次々にヒザのカウンターを入れる。

 1-0延長も、岡田の三日月蹴り連打に、渡辺は効いた様子で後退。さらに岡田がボディからハイキックも、渡辺は動けず、岡田が5-0延長勝利した。

 1回戦では、グザウスカスが、前半は19歳の新鋭アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)の鋭いローに苦しめられるも、強烈なパンチ連打で相手を下がらせ3-1判定勝利。

準決勝、岡田が渡辺にハイキックを見舞う

 多田は、22年に世界王者・入来建武も破った経験のあるマシエ・マズール(ポーランド)にレバー打ち、ローで前進しパンチ勝負も打ち勝ち判定5-0。

 岡田は、世界大会4位アントン・ジマエフ(カザフスタン)に軽やかなステップからパンチロー、さらに後ろ蹴り、胴回しを繰り出し判定3-0勝利。

 渡辺は、全ヨーロッパ優勝マレック・ヴォルニー(ポーランド)の威力あるヒザ・ミドルに強烈な下突きで動きを止め5-0判定勝利した。(マレックに減点1あり)

 岡田はこの大会で優勝しさらに自信をつけ飛躍するだろう。今年の全日本にエントリーすると言うが、来年の世界ウエイト制大会、3年後の”無差別”世界大会にも大きな期待がかかる。

【男子 結果】
優勝:岡田侑己(日本)
2位:エヴェンタス・グザウスカス(リトアニア)
3位:多田大祐(日本)
3位:渡辺優作(日本)

【写真ギャラリー】

 

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