【UFC】平良達郎、ロイバルと死闘も僅差で惜敗、キャリア初黒星に涙
10月12日(日本時間13日)米ネバダ州ラスベガスで開催された『UFC Fight Night Las Vegas 98』メインイベントのフライ級マッチで、同級5位の平良達郎(24=THE BLACKBELT JAPAN)が同級1位のブランドン・ロイバル(32=米国)にスプリット判定1-2(48-47、47-48×2)で敗れた。互いに全力を出し切った死闘だったが、平良はキャリア初黒星を喫した。
【フォト&動画】平良、ロイバルと死闘!判定コールで涙する場面も
平良は日本を代表するトップファイター。今年6月の前戦で当時ランキング5位だったアレックス・ペレスをTKOで撃破し、今回のロイバル戦に繋げた。キャリア16戦無敗で12フィニッシュ(5KO・7一本)を誇る。
対するロイバルは昨年12月の『UFC 296』で、アレッシャンドリ・パントージャのタイトルに挑戦するも判定負け。しかし今年2月の前戦で元同級王者のブランドン・モレノに判定2-1で競り勝った。キャリア16勝で13フィニッシュ(4KO・9一本)と、平良と同じく決定力の高い選手だ。
試合は1R、ロイバルの左ミドルの蹴り足をキャッチし平良がケージに押し込むが、拘らず離れる。中盤すぎ、互いの距離が近づくと、ロイバルのパンチのコンビネーションが平良の顔面をとらえ始める。残り1分、平良の左フックがヒットし、ロイバルがバランスを崩すと、平良が組みつきバックテイク。しかしロイバルは上手く逃げる。
2R、平良がロイバルのヒザ蹴りに合わせ、平良がタックルからバックテイク。四の字ロックで固めパウンドを落とす。チョークを仕掛けるパウンドを落とし続ける平良の攻撃にロイバルは苦悶の表情。1Rで苦しんだ平良だったが、このラウンドは完全に支配する。
3R中盤、ロイバルのパンチ連打を浴び、平良は明らかにダメージが。しかし、平良は組みの攻防で活路を見出そうとするが、ロイバルも巧みなグラウンドワークで対抗。残り30秒、バックテイクの平良がリアネイキッドチョーク!あわや一本まで追い込んだが、ロイバルが逃げ切る。
4R、開始1分、平良がバックテイクに成功。四の字ロックで固め、パンチやヒジを落としながら、グラウンドコントロールする。両者はともにダメージを負い、疲労困憊の状態。
最終5R、開始1分半、平良がタックルからテイクダウンするも、ロイバルは盛り返し平良の好きにさせない。スタンド展開、ロイバルがジャブやヒザ蹴りを貰いながらも、平良がタックルしたが、ロイバルがギロチンチョークからトップを奪うと、背後にまわりリアネイキッドチョーク。平良はもがくも形勢逆転できず。ロイバル優勢の状態でタイムアップとなった。
判定は2-1のスプリットでロイバルに軍配。平良は悔しさで涙を見せた。
ロイバルは勝利マイクで「彼は将来チャンピオンになる存在だ、すごい奴。一緒に練習したいなら、いつでも来て欲しい。王者になる手伝いをしたい」と平良を称賛した。
また、12月7日(日本時間8日)開催の『UFC 310』で、朝倉海(JAPAN TOP TEAM)がUFCデビュー戦でフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャのベルトに挑戦することが発表されたが、ロイバルは次戦で「どちらが勝っても、戦う」とタイトル挑戦に意欲を見せた。
『UFC Fight Night Las Vegas 98』
10月12日(日本時間13日)米ネバダ州ラスベガス
▼フライ級マッチ
○ブランドン・ロイバル(米国)
判定1-2 ※48-47×2、47-48
●平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN)
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