巨体が崩れる「時間差」KO!”140kg”怪物バコーレがアップセットならず、徹夜で当日に到着
2月23日(日本時間)サウジアラビアで行われたプロボクシング[WBO世界暫定ヘビー級タイトルマッチ]では、暫定王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)が2R、豪快な下からの右オーバーハンドで、体重140kgの怪物マーティン・バコーレ(コンゴ)を一撃KO。
バコーレは食らっても構え直そうとしたが、脚がガクガク、立っていられずマットへ勢いよく倒れ込んだ。
【フォト&動画】140kgバコーレ、脚がガクガク…”時間差”で豪快に沈む!
この試合は元々、IBF世界ヘビー級王者ダニエル・デュボア(英)とパーカーの王者対決だったが、デュボアの体調不良により、なんと2日前にバコーレに代打が決定。
バコーレは前日計量にも間に合わず、計量時間にはバコーレが空港を出発しようとする映像をアップされていた。
サウジアラビア・リヤドに到着したのは当日の未明と、飛行機内で夜を明かしての参戦だった。
当日体重は過去最重量の140kg。
しかしバコーレ代打参戦には「楽しみ」の声も多かった。バコーレは元々パワフルな強打者として知られていたが、昨年8月に米国ヘビー級期待の星ジャレッド・アンダーソンに圧倒KO勝利。これで一気に名を馳せた。
ワイルダー、チャン・ジーレイとトップ選手を次々葬ってきたパーカーとのどのような戦いになるか。注目されていた。
WBO暫定王者パーカーは35勝(23KO)3敗。バコーレは21勝(16KO)1敗で、WBC&WBO2位、IBF3位、WBC4位。
試合ではバコーレがゆったりした構えから詰め、警戒しながら回るパーカーに、1R終盤に右アッパーをヒット!
2R、バコーレは更に詰めフックアッパー、パーカーは鼻血を出す。パーカーの右にも、バコーレは”効いてない”という素振りだ。
しかしパーカーが接近し、身をかがめながら下からの強烈な右オーバーハンド!バコーレの右頭部をかすめたようで、構え直したバコーレだが、直後脚をガクガクさせ立っていられない!
大きくもんどり返り、ダウン!立ち上がったが足元は定まらず、試合が終了した。2R 2分17秒。
王座防衛したパーカーは「俺は誰とでも戦う」と統一戦に意欲。
敗れたバコーレは「チャンスを与えてほしかった、俺も逆転勝利できたはずだ」と中止が早かったとぼやく。5月に試合が予定されており、1週間だけ休んでジムに復帰すると言う。
万全なバコーレでのパーカー戦も見たかったという声も大きい。今回番狂わせはならなかったが、急遽の参戦からの再起に期待したい。
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