【ボクシング】天才エニスがTKOでウェルター級２団体統一、豪快アッパー”5連打”で相手は崩れ落ちる

2025/04/14（月）UP
（最終更新：2025/04/14 15:54）

　4月14日（日本時間）米国ニュージャージー州で行われたプロボクシング［ウェルター級2団体統一タイトルマッチ］では、IBF王者ジャロン・エニス（米）が、WBA王者エイマンタス・スタニオニス（リトアニア）に、6回終了時点での”棄権”KO勝利。
　エニスの左アッパー”5連打”をアゴとボディに入れダウンを奪うなど圧倒。立ち上がるも陣営は棄権、エニスが２団体制覇に成功した。

【フォト＆動画】エニスの猛烈アッパー”5連打”で相手が沈む瞬間！

　エニスは33勝無敗（29KO）で同階級最強も名高い王者。相手のスタニオニスは15勝無敗（9KO）。

　試合はほぼワンサイドな展開で、エニスはジャブを駆使し、サウスポーにもスイッチすると、コンパクトな左アッパーを次々とアゴへ当てる。
　ガードを固め詰めるスタニオニスだが、3回にはエニスの左でヒザが落ちる。

　まるでエニスに近づけないスタニオニスは、5回には鼻血。
　そして6回には、サウスポー状態のエニスが、左右ボディからの、中を抜いた左ボディアッパー連打、連打、連打！スタニオニスは崩れ落ちダウン。立ち上がるも、疲労困憊の表情だ。

　7回が始まる前にスタニオニス陣営が棄権を申し出、エニスが２団体王座統一に成功した。

　エニスはこれで4団体統一に駒を進めたが、減量の問題で階級を上げ、2階級制覇を狙うのではという声もある。

　現在ウェルター級WBO2位など上位につけている佐々木尽はXで「いずれエニスとやって初めて倒すのは僕しかいない」「近い将来ウェルター級最強を証明するのに最高の相手」と強気に祝福している。2人の邂逅はあるか。

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