クロフォード勝利!超絶テクニックでカネロをグラつかせ、“史上初”3階級での4団体統一
9月14日(日本時間)米ラスベガスで開催のプロボクシング[世界4団体スーパーミドル級タイトルマッチ]では、挑戦者のテレンス・クロフォード(37=米国)が、超絶テクニックで、統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(35=メキシコ)に3-0(116-112、115-113×2)判定勝利。
下馬評を覆し、クロフォードが”史上初”3階級での4団体統一を達成した。
王者カネロは、スーパーウェルター級からライトヘビー級までの4階級を制覇。現在のスーパーミドル級では4団体を統一した、世界的スーパースター。
対するクロフォードは、現WBA世界スーパーウェルター級王者。ライト級からスーパーウェルター級の4階級を制し、スーパーライト、ウェルターの2階級で4団体統一を果たした。PFPランキングでは井上尚弥に次ぐ3位につけ、今回は2階級アップしてのビッグチャレンジとなる。
会場はNFLラスベガス・レイダーズの本拠地である、アレジアント・スタジアムで、最大収容人数は7万人以上。入場前には、グラミー賞2度受賞の米ロックバンドTOOLの生演奏で幕を開ける。
観客総立ちの大歓声の中、メキシコ系バンドの生演奏の中、クロフォードが黒のスポーティなガウンを着用し、入場。左手にはライフル銃ケースのような箱を持ち、花道を進む。
続いてカネロもメキシコ系の生歌が響く中、黒いガウンで入場する。
リングでコールされると、カネロには大歓声、クロフォードにはブーイングが目立つ。
1R、クロフォードはサウスポーで大きく構え、ジャブ、ワンツーで詰める。しかし次第にカネロがじわじわと圧力をかけ返し、強烈な右。互いに様子見気味のラウンド。
2Rはカネロが詰めては左ボディ、クロフォードは右回りから連打を返す。互いにクリーンヒットは少ない。
3Rもカネロが詰めて 左ボディから右、クロフォードは下がって回りジャブ。連打を返す2Rと同様の展開。次第にカネロのペースに。
4Rにはクロフォードが、序盤から連打で攻める。しかしカネロも詰め返し、重い上下を打ち分けてゆく。
5Rには大きなカネロコール。カネロがどんどんと左フックからの右上下を出してゆくが、クロフォードがカウンターを入れる。
6R、クロフォードが歯を見せて笑い、若干ギアを上げ、カウンターのジャブ、右を入れてゆく。カネロはボディ攻撃。
7R、クロフォードの細かいショートの連打が当たる。カネロは単発でクロフォードはかわす。
8R、クロフォードが軽やかにステップ、打っては離れ、カネロの連打にはガードする。クロフォードの動きに、カネロが若干バランスを崩すようになる。
9Rには、クロフォードが足を止め、両者激しい打ち合い。クロフォードがカネロのガードの隙間を打ち抜き続ける。場内は大盛り上がり。
しかしカネロの頭がバッティングし、試合が一時止まる。後半はクロフォードがアウトボクシングからのジャブに。
10R、クロフォードが再びアウトボクシング。細かいパンチを入れてゆく。
11R、カネロが打たれながらも、左ボディから右の連打を打ってゆく。しかしクロフォードの左ストレートがクリーンヒットし、カネロが一瞬止まる。その後もクロフォードの左が入り、カネロが打たれる。
最終12R、クロフォードがワンツーを次々入れるが、カネロも前に出て、強引なアッパーフック。しかしクロフォードの左が入る。最後もクロフォードが猛烈連打、カネロをグラつかせ、ゴングが鳴った。
判定は3-0でクロフォード勝利!なんとクロフォードが下馬評を覆し、3階級での4団体王者という快挙を達成した。
▶次のページは【動画】クロフォード、超絶テクでカネロを”ボコボコ”に!
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