ネリがダウン奪う圧勝!8Rカットで負傷判定も、ほぼフルマーク「レベルが違う…」
10月26日(現地時間)キルギスで開催されたプロボクシング興行『SAIKOU×LUSH vol.3』の[フェザー級10回戦]では、WBO同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)が8R負傷判定で、WBCアジア同級王者サタポーン・サアット(タイ)に3-0(80-71, 78-73, 80-72)で圧勝した。
2Rではネリが左でダウンを奪い、その後は終始主導権を握った。しかし相手のバッティングにより、ネリは左目上をカットした。
ネリは元世界2階級制覇王者である。昨年5月の井上尚弥戦の後、今年2月には地元メキシコ・ティファナで亀田京之介にKO勝利し再起している。戦績は36勝(28KO)2敗。
対するサタポーンは17勝(9KO)2敗。昨年5月には来日して中野幹人と対戦したが、7回KO負けを喫している。世界ランキングはWBCフェザー級30位。
試合は、サタポーンの勢いある右ストレートに対し、サウスポーのネリが落ち着いて左ボディを打ち込む展開で始まった。
2R、ネリがリズムのテンポを上げて前に出ると、左ボディからの左フックでサタポーンがダウン。
その後もネリは落ち着いて、相手の打ち終わりを狙ってフックを合わせ、さらに左ボディを差し込む。ネリがかわしては打つ一方的な展開が続き、サタポーンは軸をややぐらつかせながらもボディへの攻撃を試みた。
しかし8R、サタポーンが右ボディを入れようとした間際にバッティングが発生し、ネリの左目上に傷が生じた。ドクターがカットを確認し、ドクターストップとなった。ネリは左目を開けられない様子であった。
8Rまでの採点による負傷判定が行われ、2者がフルマークをつける内容でネリの勝利が告げられた。SNSでは「ネリが上手い」「冷静で丁寧」「意外な一面が見えた」「レベルが違う」など、落ち着いたネリのテクニカルな面に驚く声が上がっていた。
試合後リングには、前日に亀田京之介に敗れたカシメロが登場。ファウンダーの亀田興毅氏を間に、ネリとのツーショットを撮影し握手も交わした。今後、この2人の試合実現にも注目が集まる。
試合後のインタビューでネリは「2Rにダウンを奪った時に、詰めて終わらせるべきだったかもしれない。9カ月のブランクが少し影響したかもしれない。6Rか7Rで倒す予定だったが、倒し切れなかった」と振り返る。
またカシメロの登場について「正直カシメロ選手に興味はないが、亀田プロモーターがやるならやるが」とそっけなかった。
▶次のページは【フォト&動画】ネリ、強烈フックでダウンを奪う瞬間!
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