【ボクシング】田口が5度ダウンさせTKO勝ち
「THE TRIPLE TITLE MATCH」
2016年4月27日(水)東京・大田区総合体育館
▼WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 3分12R
○田口良一(ワタナベジム/WBA世界ライトフライ級王者)
TKO 11R終了時 ※ランダエタ側が棄権
●ファン・ランダエタ(ベネズエラ/WBA世界ライトフライ級7位・挑戦者)
※田口が3度目の防衛に成功。
3度目の防衛戦を迎えた田口の相手は、10年前の2006年に亀田興毅と2度対戦した元WBA世界ミニマム級王者ランダエタ。37歳のベテランで戦績は27勝(21KO)8敗1分。亀田戦では実現出来なかった2階級制覇を10年ぶりに目指しての挑戦となった。
1R、ジャブで様子を見る田口に対し、ランダエタはワンツー、ボディブローも繰り出す。田口のジャブを頭を振ってかわし、田口に触れさせない。
2R、ランダエタのパンチをもらっていた田口だが、右フックをヒットさせてランダエタをグラつかせ、一気にラッシュ。ロープ際で連打を見舞う。しかし、さすが老獪なランダエタは一方的には打たれず打ち返す。
3R、ランダエタは田口のパンチをかわしながらワンツー、左右のボディブロー。田口も打ち返す。
4R、右アッパーをヒットさせてまたもランダエタをグラつかせた田口が右フックもヒットさせてラッシュ。ランダエタもすぐに体勢を立て直して打ち返してくる上手さを見せる。それでも田口が優勢。
田口がパンチをまとめればすかさず同じように連打してくるランダエタ。
しかし、5R終盤には田口がボディ、左右フックをヒットさせる。
6〜8Rはディフェンスに優れるランダエタからなかなかクリーンヒットを奪うことが出来ない田口。ランダエタは細かく当ててくるが、田口の強い右ストレート、左フック、左ボディブローが目立つ。
9R、前のラウンドで嫌がり始めた田口の左ボディブローでランダエタがついにダウン。立ち上がると田口は左右フックとボディの連打でダウンを追加。しかし、ランダエタもボディ打ちで反撃してきて田口はKOを逃した。
10Rにもラウンド終盤にストレート3連打からの左ボディでダウンを追加する田口だが、ランダエタも驚異の粘りで打ち返してくる。
11R、田口は左右ボディの連打でダウンを追加し、右ストレートでさらにダウンさせる。完全にボディが効いてしまっているランダエタだが、ガッツで立ち上がるたびに場内から大きな拍手が沸き起こった。
そして11R終了後、ランダエタ陣営から棄権がレフェリーに告げられ、田口がTKO勝ちで3度目の防衛に成功。タフな試合に終止符が打たれた。
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