【UFC】“豪州の新星”マダレナ、上位ランカー・バーンズに逆転KO!驚異の17連勝をマーク
3月10日(日本時間)に米国フロリダ州マイアミで開催された総合格闘技イベント『UFC299』のウェルター級マッチにて、同級11位のジャック・デラ・マダレナ(27=オーストラリア)が同級4位のギルバート・バーンズ(37=ブラジル)に逆転KO勝利。上位ランカーのバーンズの寝技に苦しだが、最後は顔面ヒザ蹴りからのパウンド連打で劇的フィニッシュを決めた。
【動画】マダレナ、バーンズを顔面ヒザ蹴り、パウンド連打でKO!
バーンズは柔術世界選手権、ノーギ世界選手権など寝技で数々の世界タイトルを持つUFC屈指のグラップラー。UFCタイトル戦経験を持ち、昨年は序盤2連勝と波に乗ったが、5月にベラル・ムハマッドに判定負けした。
対するマダレナはデビューから2連敗したものの、そこからは現在まで16連勝中。ボクシングベースのハードパンチが特徴で13フィニッシュ(11KO・2一本)と高い決定力を誇る。昨年9月の前戦では、ケビン・ホランドから判定勝利を収めた。
1R、ジャブでリズムを作り始めたマダレナに対し、バーンズが片足タックルからテイクダウン、すぐにバックテイクするが、マダレナは立ち上がり正対、上手く対処する。後半、マダレナがジャブを軸にコツコツとヒット、卓越したボクシング技術で圧倒するも、残り数秒、バーンズがタックルからテイクダウンし意地を見せる。
2R、マダレナのジャブに対し、バーンズはタックルで応戦。しかし次の攻撃に繋げることはできない。マダレナが細かいパンチをコツコツ当てると、バーンズはヒジやフルスイングのパンチを当て返す。残り1分、バーンズがタックルからテイクダウン、背後を奪い、良い印象を残す。
3R、マダレナが細かいパンチを当て、ペースを掴むが再びバーンズがタックルでマダレナを崩し、得意の“寝技地獄”に持ちこむ。苦しむマダレナだったが、スクランブルから立ち上がると、マダレナが顔面ヒザ蹴り!
バーンズがダウンすると、マダレナが怒涛のパウンド&ヒジ連打、レフェリーが試合を止めた。
WME-IMG
『UFC 299』
2024年3月10日(日本時間)米国フロリダ州マイアミ カセヤ・センター
▼ウェルター級
●ギルバート・バーンズ(ブラジル)
KO 3R3分43秒 ※顔面ヒザ蹴り→パウンド連打
○ジャック・デラ・マダレナ(オーストラリア)
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