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【IGF】現役続行の石井慧「政界に興味ある」

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2015/04/26(日)UP

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▲ジョークを多数交えながら囲み取材に答えるご機嫌な石井(右)。左は明日香夫人と長男・孟沙孔(むさし)君

 4月26日(日)大阪・関西国際空港にて、石井慧(ブラック・ハウス/レインMMA)が囲み取材を行った。

 4月11日(土)東京・両国国技館で開催された『INOKI GENOME FIGHT 3』でニック・ロズボロウに1R4分22秒、アームロックで圧勝した石井は、試合前の引退宣言から一転、現役続行。

 その理由を問われた石井は、「試合が充実して参りまして。ひとつのことが充実して参りますと、僕がサイドビジネスでやっていた馬の投資(競馬)に失敗しまして、お金がなくなったので働かなくてはならなくなり、進路変更したのです」とジョークで答えたが、「いや、本当は猪木会長から元気を出せば何でも出来ると勇気づけられまして。一芸十年、元気をだせば何でも出来る!」と、石井はアントニオ猪木IGF会長の燃える闘魂に触発された経緯を飄々と語った。

 試合前の様々な進路に関する噂については、「総合格闘技を辞めて柔道に戻るのか、政界へ進出か、という噂がありましたね。柔道はもう全くなしですが、政界には興味あります。みんなに政治に関心をもって選挙に行ってもらいたいですよ。政治に無関心だと世の中よくならないですからね」と、猪木会長に続いての政界進出も視野に。

 今回の試合に関しては、以前は週3回程度の練習で、「勝敗は神様の決めること」だとインタビューで淡々と答えていた石井だが、「あれは自分の気持ちをフラットにするために言っただけであって、毎日かなりハードな稽古をしていましたよ」と打ち明けた。

▲たまたま空港に居合わせた正道会館総本部の地主正孝師範代と

 また、試合前にはフルコンタクト空手の正道会館総本部で稽古をしていたという。

「今回の試合前、子供が生まれるということもあり、大阪に帰って来てセコンドの中村(和裕=元DEEPミドル級王者)さんの紹介で、正道会館にお邪魔してK-1で活躍した富平辰文さんに打撃の稽古その他協力して頂きました。今回も試合が無事に終わってから、正道会館にご挨拶に伺ったんですよ」

 囲み会見には明日香夫人と長男・孟沙孔(むさし)君も同席。石井は、「やっぱり、赤ちゃんが生まれると可愛いですね。嫁さんが赤ちゃんを抱いていて、それを横から眺めるという、この距離感が好きです。赤ちゃんの可愛さを楽しむ部分というか、面倒みるというのはあれなんですけれど、それは嫁に任せて、良い所取りってことで(笑)」と目を細めた。

 今回の現役続行の決定に関して明日香夫人は、「前回もそうですが、何にも私には教えてくれない(笑)。もう彼が決定したことを信じて黙ってついていくしかないですね。結婚する前は、頑張って欲しいと思っただけですけれど、今は体も心配になりますし、赤ちゃんもいますしね。でも、負けるよりは勝って欲しいですし、今回の試合(ロズボロウ戦)も勝った後は、彼は凄いご機嫌さんでした。試合に勝った後、電話ですぐ報告してきてくれて、やっぱり私は凄く嬉しかったです」と語る。

 奥さんの嬉しそうな笑顔を見ながら、石井は感慨深げに「よく皆さんは僕のことをゴールドメダリストと言いますが、男は誰もが2つのゴールドメダルを持っている。ただ僕は、3つ持っていますけれどね(笑)」と下ネタで締めくくった。

※4・11石井vsニック・ロズボロウの試合レポートはこちら 

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