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【柔道】原沢が準決勝敗退も男子100kg超級リオ五輪代表に

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2016/04/29(金)UP

選手権では準決勝で敗退し厳しい表情で会見に臨む柔道男子100kg超級日本代表の原沢

 4月29日(金・祝)日本武道館で開催された『全日本柔道選手権大会』の後、全日本柔道連盟は会見を行いリオ五輪・柔道男子100kg超級日本代表に原沢久喜(はらさわひさよし/日本中央競馬会が内定したことを発表した。

 原沢は同大会に2連覇を懸けて臨んだが、初戦から動きが悪く、技もなかなか出ない状態が続き、準決勝で上川大樹(京葉ガス)に破れ敗退した。しかし、五輪代表選考の基準である世界ランキングと国際大会・国内大会の成績で評価され、代表選出となった。

 試合後に開かれた会見で井上康生監督は、原沢が試合後に敗戦の理由について「五輪へのプレッシャーがあったかもしれない」と述べたことについて「本戦の中で戦うプレッシャーはこんなものではない」と厳しい表情。

 また、金メダルを目指すには世界王者リネール(フランス)の攻略も必要だが、井上監督は「普通のことをやっていてはあのリネールを破ることはできない。ここからは普通ではなく異常なことを求めるのがポイントになる」と述べた。
 
 原沢は「最終選考という大会で負けてしまい、後味の悪いかたちでオリンピックが決まってしまったのですが、選ばれたからには死にもの狂いで覚悟を決めて金メダルを取りに行きたい」と抱負を述べた。

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