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【KNOCK OUT】勝次、挑発続ける前口に「通過点でしか無い」

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2017/08/16(水)UP

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このスーパーマンパンチで不可思をダウンさせた

 8月20日(日)東京・大田区総合体育館にて開催の『KNOCK OUT vol.4』でJ-NETWORKライト級王者・前口太尊(PHOENIX)と対戦する、新日本キックライト級王者・勝次(藤本ジム)が、15日(火)都内で公開練習を行った。
 
 シャドーボクシングでは前蹴り、ヒジ、ミドルの他に1回戦で不可思をダウンさせたスーパーマンパンチを披露。サンドバッグ打ちではフォームの綺麗なストレート、ヒザ蹴りなどを打ち込んだ。
 
 現在のコンディションは「いつも通りバッチリ、万全の状態です。減量も順調なので焼肉とか色々な物を食べてます」とグルメの勝次らしいコメント。
 
 改めて合計6度のダウンを奪い合う大激闘となった1回戦の不可思戦を振り返り「試合後セコンドから45点と言われたのですが、その通りの試合です。自分の力をそれしか出せなかったので反省しかない。
 
 圧倒的な差を見せ付けて、リングで2度と僕と試合をしたくないと(不可思に)感じさせるような試合をするつもりだったので、あの程度の選手に圧倒的な勝利が出来なくて残念に思っています。本当は100点満点の衝撃的な試合をしたかったんですけど、ちょっと熱くなってしまったんで45点止まりだったなと思います」と観客は沸かせたものの、技術的に見れば反省すべき試合だったという。
 
 準決勝の対戦相手である前口の印象は「荒々しくて大振りのフックを打つ選手。もしダウンを取られるとしたら大振りの右フックしかないなと思っているので、それだけ気を付けています」と冷静に分析する。
 
 シャドーではヒジを何度も見せていたが「前口戦のために特に磨いた訳では無いですが、結構当たるかなと思っています。強引に入って来たらヒジで合わせても良いし、逆に距離を取られたら長いリーチを使って入れさせない。どんなパターンでもしっかり対策は練っているので1R目から対処出来ます」と準備は万端。
 
 そして「前口戦では防御の上手さも見せます。突破口が見出せなくて攻めあぐねる状況にさせて、逆に僕がしっかりトドメを刺してあっさりKOで勝ちます。そういうイメージしか沸かないですし、前口戦は通過点としか思っていないので圧倒的な差で勝ちます」と不可思戦での反省を活かし、一方的に勝つイメージのようだ。

この縦ヒジで不可思(右)を切り裂いた勝次(左)

 前口に”舎弟”と呼ばれる(漫画・ろくでなしBLUESで主人公・太尊に勝嗣という舎弟がいる事と被せている)など挑発されている事に関しては「今までは前口選手の事は特に意識していませんでした。だけど、最近ツイッターで『8月20日、勝次とタイマン』とかほざいてるみたいなんで、後悔させるような試合をします」と怒り心頭の様子。

 また、今大会には勝次と同じ新日本キックボクシング協会所属の元日本ミドル級王者・緑川創(藤本ジム)と、日本フェザー級王者・重森陽太(伊原道場稲城支部)も参戦する。
 
 勝次は「新日本キックは他の団体とはやって来た事が違う。歴史と伝統のある団体なので、しっかりとその技術と強さを見せ付ける。今回新日本キック勢が出ている理由は本物のキックボクシングを見せるという事なので、新日本キックボクシング協会が最強だという事を証明します」と熱く語った。
 
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