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【ベラトール】200回記念大会でゲガール・ムサシが王座に初挑戦

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2018/02/28(水)UP

ムサシ(右)の200回記念大会出場と共に、ミドル級王座挑戦が決まった

 アメリカの総合格闘技団体『ベラトール(Bellator MMA)』が、同団体のナンバーシリーズ大会として200回の節目にあたる記念大会『Bellator 200』を、5月25日(金・現地時間)にイギリス・ロンドンのSSEアリーナ・ウェンブリーで開催することを発表した。

 2009年4月3日にアメリカ・フロリダ州で旗揚げ大会『Bellator 1』を開催したベラトール。その後もナンバーシリーズ大会の多くを同国で開催してきたが、2016年以降はイタリアを皮切りにアイルランドやハンガリーなどヨーロッパにも進出を果たしている。今回の『Bellator 200』はイギリスで開催される4度目の大会だ。

ベラトールのスコット・コーカー代表(右)とミドル級王者ハファエル・カルバーリョ(左)

 イギリスでの記念大会開催について、ベラトールのスコット・コーカー代表は「ベラトールは市場を世界に拡大していくことに注力し続けており、イギリスでも存在感を生み出しているところだ。『Bellator 200』は最高の偉業の一つになり、我々のファンたちはこの記念すべき大会の対戦カードに心躍らせるだろう」とコメントを発表しており、今後も積極的なグローバル展開に舵を取るようだ。

ムサシ(右)は昨年10月のベラトール初戦で、元ミドル級王者シュレメンコ(左)に苦戦を強いられた

 記念大会の開催と共に決定対戦カードも発表されている。注目は昨年7月に『UFC』から電撃移籍してきたゲガール・ムサシ(32=オランダ)のベラトール・ミドル級王座挑戦だ。

 ムサシは日本の『PRIDE』や『DREAM』での活躍を経て、2013年4月からUFCに参戦。ミドル級の上位ランカーとして活躍していたが、昨年7月にベラトールへの電撃移籍を発表した。同年10月の移籍初戦では、元ミドル級王者アレキサンダー・シュレメンコに苦戦を強いられながらも判定勝ち。今回、移籍2戦目にして早くも王座挑戦権を手にした。

昨年4月にメルヴィン・マヌーフを左ハイ一撃でKOし、2度目の王座防衛に成功したカルバーリョ

 迎え撃つ王者ハファエル・カルバーリョ(31=ブラジル)は2014年9月からベラトールに参戦し、2015年10月にミドル級王座を獲得。その後、メルヴィン・マヌーフの2度にわたる挑戦を退け、昨年12月に迎えた3度目の防衛戦では挑戦者アレッシオ・サカラにわずか44秒でKO勝ち。今回は4度目の防衛戦にして最強の挑戦者を迎えることとなった。 

 この他、フィル・デイヴィス(33=アメリカ)vsリントン・ヴァッセル(34=イギリス)のライトヘビー級ワンマッチ、マイケル・ペイジ(30=イギリス)vsデヴィッド・リッケルズ(29=アメリカ)のウェルター級ワンマッチが、現在までに決定している。

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