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【RISE】次世代エースかミスターRISEか、野辺と裕樹そろって「この試合は通過点」

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2018/04/25(水)UP

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火花が散るようなにらみ合いを展開した裕樹(左)と野辺(右)

 6月17日(日)千葉・幕張メッセ・イベントホールで開催されるRISE史上最大のビッグマッチ『RISE 125』の記者会見が、4月24日(火)都内で行われた。

 会見にはSuper Fight!(ワンマッチ)で対戦する元RISEスーパーフェザー級王者・野辺広大(22=RISE ON/INSPIRIT/同級1位)とRISE三階級制覇王者・裕樹(35=ANCHOR GYM/同級2位)が出席。

 野辺は2016年1月、花田元誓との王座決定戦に勝利し第3代RISEスーパーフェザー級王者に君臨。その後、“次世代エース”を名乗り山口裕人や前口太尊といった強豪選手を撃破したが、昨年11月にチャンヒョン・リーに敗れて王座を失った。一方、裕樹はRISE旗揚げ当初から活躍し、数々の名勝負を生んできた“ミスターRISE”。RISE三階級制覇を成し遂げた唯一の選手だ。

 伊藤隆RISE代表は「この試合の勝者にはチャンヒョン・リーのタイトルにチャレンジしてもらおうと思っています」と、この試合がRISEスーパーフェザー級王座挑戦者決定戦になることを発表した。

 裕樹は「1年半前、ホーストカップに出た時に野辺選手と辻出(優翔)選手を名指しで戦いたいとアピールして、辻出選手はこの前倒してきました、そして今回、野辺選手と決まって勝つのは当然。この若手を今年36歳になる裕樹が倒す、ここに魅力を感じています。前回の試合を見て非常に強いと思いました。だからこそ挑戦する価値がある。どっちが強いのか証明するいい機会だと思います」と、改めての宣戦布告。

 野辺は「裕樹選手はRISEの初期から活躍している選手で、自分がデビューしてまだ数戦くらいの時にトップの位置にいて、自分も本当に好きな選手でした。でも、引退する期日を決めているような選手に自分は負ける訳に行かない。自分にはこれからがあるので、必ず勝ってもう一度チャンピオンになります」と、年内での引退を宣言している相手には負けないと言い放つ。

 これを聞いた裕樹は「2人ともチャンヒョン・リーにいい感じに負けているし、それで今回は挑戦権獲得戦だから、ストーリー的にも面白い。負けるつもりはないですし、野辺選手は引退を決めている選手に負けるわけにはいかないと言いましたね。僕も若い頃はそうでした。そう思っていた。だけど、そこがまだ若いんですよ。僕は選手はやめるけれど、次につなげるためにチャンピオンになっておかないといけない。チャンピオンに返り咲いて終わりではなく、次に行くためにリーを倒しておかないといけない。だからキミは通過点なんだよ。そこを理解しておけ」と反論した。

 ところが、野辺は「難しいことは分かりません」とあっさりと裕樹の言葉を受け流して記者たちを笑わせ、「僕からしても通過点なので決着をつけたいと思います」と、ミスターRISEを倒して再び王座を目指すと語った。

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