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【ボクシング】井岡がV5、具志堅と並ぶ世界戦最多勝利

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2017/04/23(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

右ストレート、左右フックを何度もヒットさせる井岡だが、タフなノクノイは持ちこたえた

WOZプロモーション
「ダブル世界タイトルマッチ」
2017年4月23日(日)エディオンアリーナ大阪

▼WBA世界フライ級タイトルマッチ 3分12R
〇井岡一翔(井岡ジム/王者)
判定3-0 ※117-110、116-111、117-110
●ノクノイ・シットプラサート(タイ/同級2位・挑戦者)
※井岡が5度目の防衛に成功。

 王者・井岡は今回が5度目の防衛戦となり、3連続KO防衛中。この試合に勝てば、世界戦での通算勝利数が元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高の「14勝」と並ぶ国内最多タイ記録となる。

 挑戦者ノクノイはノクノイは2003年4月にデビュー戦でKO勝ちし、2戦目から4連敗を喫するが、2005年4月の6戦目から現在まで12年間負け無し、61連勝中という驚異の戦績を誇る。

 1R、井岡はジャブで様子をうかがいながら右ストレート、左フックをボディに打つ。2Rは井岡のジャブが連続してノクノイの顔面を捉える。ノクノイもジャブを返し、右ストレートにつなげる。

 3R、井岡の左ボディブローからの左アッパーが冴えわたる。ノクノイもパンチを出しながら前に出るが、井岡はバックステップでかわす。しかし、終了間際にローブローで井岡は1点減点。

 4R、一気に手数を増やしてショートの連打を繰り出すノクノイ。井岡はほぼブロックする。5Rも井岡はジャブと左右ボディブローを巧みにヒットさせていく。ノクノイの強打をもらう場面もあるが、有効打は井岡が上。

 6R、距離を詰めた井岡が顔面からボディ、ボディから顔面とパンチを当てていくが、ノクノイのパンチも被弾。7Rも同じように攻めていく井岡が前へ出る。ノクノイも左右フックを打ち返すが、井岡ペースが続く。

 8R、ノクノイが時折パンチを連打するが、井岡はかわす。このラウンドもボディを狙い撃ちにし、終盤には右ストレートをクリーンヒット。9Rも井岡は左ボディからの左アッパーを中心にボディから顔面へのパンチをヒットさせていく。終盤には右ストレートを強打。

 10R、打ち合いで左フックからの右ストレートをヒットさせた井岡。これでノクノイの手が完全に止まる。しかし、井岡は深追いはせず淡々と攻めていく。11R、井岡の左右フック、右ストレートが連続ヒット。ノクノイも足を止めて打ち合うが、井岡が圧倒的優勢。

 そして最終12R、井岡の右ストレートやコンビネーションを浴びてもタフなノクノイは打ち返してくる。最後は打ち合いとなり、井岡が優勢のまま試合を終え、判定3-0で5度目の防衛に成功。世界戦14勝で最多記録に並んだ。

 井岡は勝利者インタビューで、「最後、倒しきって4連続KO防衛したかったが相手もしぶとかった。それは今後の課題で悔しいところです。この記録は僕だけの記録ではなく、応援していただいている方々、支えていただいている方々、フィアンセの彼女(歌手の谷村奈南さん)との記録だと思うので感謝したい。勝ちにこだわってこれからも突き進んでいきたいです」と語った。

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