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【DEEP】“PRIDEの遺伝子”芦田が上迫を破り新王者に、RIZIN参戦をアピール

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2017/12/23(土)UP

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テイクダウンした黒田がパウンドを落としていく。韓国の強敵から勝利をもぎ取った

▼第11試合 DEEP女子アトム級 5分3R
〇黒部三奈(マスタージャパン/DEEP女子アトム級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
●パク・ジョンウン(TEAM STORONG WOLF)

 黒部は2012年12月に35歳でプロデビュー。チョークスリーパーを得意としており、これまでに12戦10勝3敗の好戦績を残している。6月には韓国のMMA(総合格闘技)ビッグプロモーション『ROAD FC』に乗り込み、元UFCのハム・ソヒ(韓国)とROAD FC女子アトム級王座決定戦を争ったが、3RにTKO負けを喫して今回が再起戦となる。

 対するパクは2013年にアジアサンボ選手権で韓国代表に選ばれた実績を持つ。キックボクシングの大会にも出場し、5戦5勝の戦績。18歳でMMAデビュー戦となった『ROAD FC23』では1階級上の藤野恵美を相手に判定で敗れはしたものの激しい打ち合いを繰り広げ、昨年6月の『VTJ』では元DEEP女子ライト級王者・渡辺久江と引き分けた。「間違いなくROAD FCの女子選手で今後が期待されてるナンバー1ファイター」と佐伯繁DEEP代表が太鼓判を押す強敵だ。

 1R、パンチを出した黒部にジョンウンが返しの右ストレートをクリーンヒット。ダウンする黒部。打撃で襲い掛かるジョンウンに黒部は組み付いてこのピンチを逃れる。アッパーを混ぜてパンチで前に出るジョンウンに後退する黒部だが、落ち着きを取り戻してパンチを返す。終盤には組み付いたがテイクダウンは奪えなかった。

 2R、前へ出て組みに来る黒部をパンチで迎え撃つジョンウン。フットワークとボディワークで黒部のパンチとタックルを鮮やかにかわしていく。しかし終盤、ついに黒部がタックルに成功し、上からパンチを落とす。残り時間1分、下から三角絞めを狙ったジョンウン。それを外した黒部はパンチを落とし続けた。

 3Rも黒部が追いかけ、ジョンウンがパンチを出しながらフットワークとボディワークでかわす展開。黒部が2度目の組み付きからしつこくテイクダウンを狙い、長く耐えたジョンウンだったがついに黒部がテイクダウン。単発ながらパンチを入れていく。残り1分でジョンウンに立ち上がられるが、すぐに組み付いてテイクダウンを狙っていき、試合終了。

 2Rと3Rを執念で盛り返した黒部が判定勝ち。日本の女王の意地を見せた。


アキレス腱固めで一本を奪い、復帰戦を勝利で飾った宮崎

▼第10試合 DEEPライト級 5分3R
〇宮崎直人(津田沼道場)
一本 2R 31秒 ※アキレス腱固め
●イム・ジョンミン(韓国/MMA STORY GYM)

 DEEPライト級王座に挑戦したこともある宮崎が1年8カ月ぶりの復帰。ROAD FCからの刺客ジョンミンと対戦する。宮崎は伝統派空手をバックボーンに持つが、テイクダウンと寝技でのコントロールの上手さで2013年にDEEPライト級トーナメントで優勝。また、立ち技のKrushにも挑戦して勝利を収めている。

 1R、開始と同時に飛びヒザ蹴りの奇襲をかけたジョンミンに宮崎は落ち着いてタックル。立ち上がられても背中に飛び乗ってスリーパーを仕掛ける。離れると宮崎が蹴りをヒットさせ、残り30秒では上を奪ってのパウンド、サッカーボールキックと攻め込んだ。

 2R、パンチで前に出てきたジョンミンに宮崎がタックル。これを防いだジョンミンがサッカーボールキックにいったところで宮崎が蹴り足をキャッチし、そのままアキレス腱固め。これがガッチリと極まってジョンミンは即座にタップした。

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