【ボクシング】京口が集中打を浴びせ、TKOで初防衛成功
「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」
2017年12月31日(日)大田区総合体育館
▼IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 12回戦
○京口紘人(23=ワタナベ/王者)
TKO 8R 2分28秒
●カルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア/挑戦者)
※京口が初防衛に成功。
プロ転向から日本史上最短期間で世界王者になった8戦全勝6KOの京口の初防衛戦。ここ2戦はKOはないが、この初防衛戦をKOで飾れるか。挑戦者のブイトラゴは4度目の世界挑戦で今度こそタイトル奪取を目指す。
1R、上体を左右に振りながら前進する京口は、ブイトラゴのパンチをかいくぐりながら、左(主にフック)を当てる立ち上がり。その的中率は挑戦者の左より圧倒的に高く、初回終盤には早くも左ボディブローでブイトラゴがぐらつく。
2回からは右アッパーも冴えるようになり、これで左のパンチがさらに生きる。ラウンド中盤には、左ボディブローで再びブイトラゴがぐらつく場面も。 ブイトラゴのパンチは、どれも京口の攻撃への糸口になっているようだった。
3回には脇腹を必死でブロックするガードを利用して、手すきの顔面に右フックをかぶせる。
4回になるとこれがさらに生き、 少しずつ着実に、ブイトラゴは追い込まれていった。
しかし5回に入っても、かつてニカラグアで「ローマン・ゴンサレスの後継者」と嘱望されたブイトラゴの気持ちは折れない。京口の攻撃に、少なくとも顔面には慣れた様子も見せ、果敢にパンチを返していった。
京口が倒すのであれば、もうひとバリエーション、他の攻撃が必要。そんな状況にもつれこんだが、6回後半、ニュートラルコーナー際で集中打を浴びるブイトラゴに、レフェリーはストップのタイミングを見計らい始めた。
その時は8回に訪れた。ラウンド終盤、 ニュートラルコーナーで再びラッシュを浴びるブイトラゴを、見かねたレフェリーが試合をストップさせた。
試合後のリングインタビューで京口は「今日はKOしなきゃと思っていたけど、相手は目が腫れても試合を投げ出そうとしなかった。来年はもっと大きな試合で盛り上げますので、僕のことを覚えてください」と観客やテレビ観戦のファンにアピールした。
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