【月間ベストファイター・12月】上田幹雄、極真“ゼロ距離”ヒザ蹴りKOに「最後は空手が助けてくれた」特訓の成果も
毎月イーファイトのサイト名にちなんでより良い試合をした選手に贈られる、格闘技月間ベストファイター賞。2024年11月のベストファイターは、12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.49』の[RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)]で、韓国ROAD FC2階級王者キム・テインに2R左”上段ヒザ蹴り”一撃でKO勝利した元極真会館 世界王者の上田幹雄(BRAVE)に決定した。(2025年1月30日UP)
PROFILE 【獲得タイトル】 【戦績】 幼少の頃より極真空手を始め、12年に全日本高校選抜大会(無差別級)で優勝すると、翌年の全日本ウエイト制大会(軽重量級)で優勝し一躍脚光を浴びる。15年には体重無差別で行われる初の世界大会に出場し6位に。18年に体重無差別の全日本選手権大会で優勝、翌19年に世界大会で念願の優勝を果たした。21年4月に百人組手に挑戦。60人でドクターストップとなったが14人から一本勝ちを奪った。 21年8月に極真会館を退会し、その翌月にMMAへの転向を発表。22年4月にデビュー戦で髙阪剛にKO負けするも、12月のGRACHANでは秒殺KO勝利、23年6月の『RIZIN.43』では関根“シュレック”秀樹に左ハイキック秒殺KO、更に同大晦日ではスダリオ剛にKO勝利と3連勝する。 |
選考理由
1.極真仕込みの”ゼロ距離”上段ヒザ蹴りでのKO
2.韓国ROAD FC2階級王者に、スタンド・グラウンド共に競り勝つ
3.無敗の全KO勝利テインに、打撃で初黒星を与える
選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ
受賞された上田幹雄選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。
贈呈:ゴールドジムべストファイター記念インタビュー
一瞬の出来事だった。
2R、打撃で一進一退の展開の中、若干有利なのは上田か。差し合いの中、コーナーに押し込まれたのは、韓国2階級王者キム・テイン。上田が左手でキムの右手を押さえた瞬間、天高くヒザを突き上げると、ノーガードのアゴに”ゼロ距離”ヒザ蹴り!
キムが崩れ落ち、上田の足元へ力無く手を伸ばすも、レフェリーが試合をストップした。
上田はこのノージャンプ”上段ヒザ蹴り”について「あの距離で、(身体に)染みついていた」と、空手時代の得意技がそのまま出たものだと言う。
「ただ、プランの中にはあった。普通は(あの距離で)、パンチやヒジ打ち、出来ても腹へのヒザ蹴りだけ。でも自分のプランには、そこに上段ヒザがあったということ」と、フルコンタクト空手ならではのゼロ距離ヒザは、他のMMAファイターには予想もつかなかったことだろう。
▶次ページは、”前の自分”なら、負けていた/かつてKO負けした敵を”師匠”にした理由
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