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【月間ベストファイター・3月】野杁正明、タワンチャイをKOしONE世界暫定王者に!「武尊君と一緒にベルトをとりたい」

   

 毎月イーファイトのサイト名にちなんで、より良い試合をした選手に贈られる、GOLD’S GYM Presents格闘技月間ベストファイター賞。20253月のベストファイターは2025323日(日)にさいたまスーパーアリーナで行われた『ONE 172: 武尊 VS ロッタン』のフェザー級キックボクシング 暫定世界王座決定戦で、タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ/ONEフェザー級ムエタイ世界王者)をKOで下した野杁正明(team VASILEUS)に決定した。(2025423UP

PROFILE

野杁正明(のいり・まさあき)
team VASILEUS所属
1993511日生まれ、愛知県出身
身長175cm 

【戦績】
6451勝(27KO13

 新生K-12階級制覇するなど活躍後、ONEを主戦場に。246月のONEデビュー戦では、シッティチャイ・シッソンピーノンと対戦も敗北を喫してしまう。同年12月にはリウ・メンヤンと戦いダウンを奪われて判定負け。2連敗と後がない状況だったが、251月にシャーキル・タクレティをKOして復活をはたした。そして同年323日、盟友の武尊とともに臨んだ日本大会では強豪のタワンチャイとフェザー級キックボクシング暫定世界王座決定戦で対戦。下馬評不利の予想が多い中、タワンチャイをKOで下して大金星をあげ、同級王座の暫定王者となった。

選考理由

1.ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王座獲得
2.難攻不落の強豪タワンチャイからKO勝利
3.日本人初のK-1ONEの両団体チャンピオンに

選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ

 受賞された野杁選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

アルティメットフレキシジョイントUC-Ⅱ®

非変性Ⅱ型コラーゲン(UC-Ⅱ®)に、MSMやユニベスティン、キャッツクローを配合したサプリメントです。
マルチビタミン&ミネラル

100%自然素材を使用したビタミン&ミネラルサプリメント。着色料、香料、保存料は一切使用しておりません。
アミノ12パウダー

BCAAなど体内で合成できない必須アミノ酸を8種類配合。身体作りに好適なアルギニン、オルニチン、グルタミン、グリシン配合。飲みやすいオレンジ風味。
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贈呈:ゴールドジム

べストファイター記念インタビュー

朝起きた時からワクワクが止まらなかった

野杁の左フックが、ヒット

 大会当日。大一番を迎える野杁正明は、いつものように朝ご飯を食べ、何気ない会話を家族とかわし、特別な日ではなかったという。

 一つだけ違ったのは、「朝起きた時からワクワクが止まらなかった」こと。戦前の下馬評では、ONE1勝しかしていない野杁がONEムエタイ王者で無敵のイメージがあるタワンチャイに勝つことを予想する声は、そんなに多くはなかった。

 実際、野杁にはなぜ1勝しかしていない選手がタイトルマッチになるのか?なぜタワンチャイと対戦できるのか?など、批判のコメントがSNSに届いていたそうだ。

 それでも本人は、「いくら批判してくれてもいい。俺の試合を見てくれれば」と注目を集めてくれることに、むしろ喜びすら感じていたそうだ。

野杁がダウンをうばう

「昔、K-1ウェルター級トーナメント決勝で(安保)瑠輝也と戦った時と同じように(219月)、いい意味で相手が盛り上げてくれて、最後に僕がすべてをかっさらえばいいと思っていた」と、まるで子どもが遠足に行く前日のように楽しみで仕方がなかったと野杁は振り返る。

 もちろん世界の怪物を相手に勝たなければいけないため、すべてをかっさらうハードルは決して高くはなかったが、「強い選手しかいない世界最高峰のONEだからこそ、僕はそこを選んだわけで、不利と思われるのはむしろ嬉しい」と野杁は笑った。

若松佑弥の大金星、日本人がつないだ勝利のバトン

野杁が攻める!

 会場に入ってもリラックスしていた野杁は、自分の試合の前に出場していた日本人選手が次々と勝利することで勇気をもらっていたという。直前には若松佑弥がONEフライ級MMA1位のアドリアーノ・モラエスをTKOで下す金星をあげ、さらに気持ちが盛り上がっていった。リングへ向かう時も「ワクワクがあった」とモチベーションは最高潮に達していた。

 試合が始まるとサウスポー構えのタワンチャイが、強烈なインローを野杁の前足へ蹴り込んだ。野杁は「一発目のインローがヤバイと思った」と驚いたようだが、「僕が足と腹で倒れることは絶対にない」と強い気持ちで対峙し、カーフキックを蹴り返していく。

 野杁は、今回のタワンチャイ戦を迎えるまでにteam VASILEUS(バシレウス)の渡辺雅和トレーナー、そしてチームメイトの松倉信太郎、ジムの仲間たちが全力でサポートしてくれたといい、絶対的な自信を持っていた。

 1ラウンドが終わり、自コーナーへ戻りインローの強さを雅和トレーナーに伝えると「我慢比べだったら絶対に正明のほうが強い。痛い攻撃をどっちかがギブアップするんだったら、絶対にタワンチャイ選手の方が早い」と言われ、野杁は勇気をもらった。

 2ラウンドからは野杁の蹴り返しが目立つようになり、ペースを掴みつつあった。そして、3ラウンドにフィニッシュの場面が飛び出した。

▶︎次のページは感動を呼ぶ衝撃のKOシーン、正規王者スーパーボンとの統一戦へ

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