【新極真会】吉田沙保里と日本代表が合同稽古で打撃初体験
10月9日(金)愛知・至学館大学レスリング部にて、女子レスリング世界王者・吉田沙保里と新極真会世界大会日本代表選手による合同練習が行われた。
新極真会から参加したのは加藤大喜、前田優輝、前田勝汰、山本和也、将口恵美、加藤小也香、佐藤弥沙希ら世界大会でもトップを狙える選手たち。
同大学の栄和人監督と新極真会の緑健児代表は同じ奄美出身で以前から交流があり、「2年くらい前から栄監督と、ぜひ合同練習をしたいという話をしていた」(緑代表)ことから、今回の交流が実現。
準備体操を終えると、まずは新極真会の選手たちがミット打ちとスパーリングを披露。選手たちが技を繰り出すたびに、吉田とレスリング部員たちからは驚きの声があがった。
ここでミット打ちの体験希望者を募ると、真っ先に手を上げたのは吉田。「押忍!」と元気よく返事をすると、ミットに突きや蹴りを叩き込んだ。2011年第10回全世界空手道選手権女子王者の将口恵美は「回し蹴りは初心者の方には難しいのですが、普通に下段回し蹴りが出来ていたので凄いと思いました」と、吉田の身体能力に驚きを隠せない。
次に、腕立て伏せやジャンプをしてからのダッシュ、パートナーを様々な体勢で持ち上げて運ぶレスリングの補強運動が行われ、新極真会の選手たちも参加。慣れない動きに苦戦しながらも、最後まで全種目をやり遂げた。
新極真会は10月31日(土)、11月1日(日)に東京体育館で開催される『第11回全世界空手道選手権大会』を控えており、この日は最後の追い込み稽古期間中ということで疲労の蓄積や怪我などがあり、補強運動のみ参加。レスリングのスパーリングを見学した。
最後には、新極真会から吉田に記念の道衣と黒帯が贈られ、喜んだ吉田はその場でさっそく道衣に着替え、記念撮影に応じた。
合同練習を終えた吉田は、「レスリング以外の競技を体験したのは初めてです。ミット打ちはストレス発散になって、凄く気持ちよかったですね。いい刺激をいただいて、いい交流になりました。空手の選手は瞬発力があって、体力がありますね。違う競技を見ると、私も頑張ろうという気にさせてくれます」と感想を述べた。
そして、「同じアスリートとして世界選手権は頑張って欲しいです。格闘技界を盛り上げて欲しいですね。一緒に練習して親近感が沸いたので、私も楽しみにしています」と、新極真会の選手たちにエールを送る。
緑代表は「レスリングの世界王者が育った稽古を体験出来て、選手たちも刺激を受けたと思います。体力はもちろんですがメンタルが強くなる稽古でしたね。選手たちはこれでリフレッシュして、さらにきつい稽古を乗り越え、男女ともに世界王者になってくれると思います」と総括した。
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・前回(2011年)の新極真世界大会の結果 男子は塚本徳臣、女子は将口恵美が優勝
・新極真会 世界大会特設サイト
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