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【KNOCK OUT】T-98、廣虎戦は「猛獣同士でリングが狭く感じる」

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2017/06/07(水)UP

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得意のローキックを繰り出すT-98(左)。ラジャ王座は失ったが、すぐに気持ちを切り替えたという

 6月17日(土)東京・TDCホールで開催の『KNOCK OUT vol.3』で、ISKA世界ライトミドル級王者・廣虎(ひろと/ワイルドシーサー沖縄)と対戦する元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98(たくや/クロスポイント吉祥寺)が、7日(水)都内所属ジムで公開練習を行った。

 トレーナーである元ムエタイ5冠王ジャルンチャイとのマススパーと首相撲を披露したT-98は、得意の右ボディストレートやローキックを繰り出して好調ぶりを発揮。

 5月25日(木・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアムにて、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座2度目の防衛戦に臨んだが、挑戦者シップムーンに判定負けを喫し、ラジャ王座を手放してしまったT-98。

「ダメージはけっこうありました。久しぶりに顔以外の全身が痛くて、打撲が凄かったですね」というが、「帰国した翌日から練習を始めたのでコンディションはバッチリです。王座を失ったのは残念ですが、ビッグマッチで強い相手とやるというタイでしか出来ない経験が出来たので、いい経験としてプラスになりました」と、気持ちはすぐに切り替えられたという。

 対戦する廣虎の印象については、「試合映像を見ましたが、けっこう下がる選手ですね。アツい試合になるとかいい試合になるとか言っていましたが、向こうが下がらなければいい試合になると思います」と廣虎のスタイルをチクリ。

「前に出て攻めてきてくれれば得意なタイプです。1回目のTDC(KNOCK OUT旗揚げ戦)に出た時にリングが小さかったので、猛獣同士(T-98はムエタイゴリラ、廣虎は琉球タイガーのニックネーム)で狭く感じるんじゃないですか。あのリングなら僕が有利です。距離に応じて臨機応変に戦い、パンチで行っても問題ない」と、勝利への自信を語る。

 タイでの防衛戦後には「トレーナーに怒られた」と言い、「いろいろ考えてちょっと戦い方を変えました。それを試すことによって倒せると思う。タイで勝つためにはダウンを奪うかKOするしかないと思うので、どうすれば倒せるかをトレーナーに言われた。それをやれば自然とKOにつながる」と、よりKOを目指せるスタイルを作り上げてきたと明かす。

 そして、「今年は1勝2敗なので次の試合で勝ってイーブンにしないと。昨年も前半は調子が良くなかったけれど後半でラジャのベルトを獲れたので、今年も後半へ向けて調子を上げていきたい。そのためにも今回はKOで勝ちたいですね」と巻き返しを誓った。

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