【RISE】那須川天心を苦しめたスアキム初参戦、ロッタン参戦も最終調整中
11月17日(土)東京・両国国技館にて開催されるキックボクシングイベント『RISE 129』の記者会見が、8月20日(月)都内で行われた。
来年に予定しているプロジェクトへの布石として、今回からスタートする「RISE World Series -57.5kg契約」の試合でRISEフェザー級2位イグナシオ“EL MISIL”カプロンチ(31=アルゼンチン)vsスアキム・PKセンチャイジム(23=タイ)が決定。
イグナシオはWKN世界57kg級&WKC世界60kg級王座など、20本以上のチャンピオンベルトを持つ。戦績は72勝(34KO)3敗で、“El Misil”(スペイン語でミサイルの意味)の如くテコンドーで培った強烈なミドルキックとバックキック、踵落としを武器にKOを量産。55kgから60kgまでのタイトルを総ナメにし南米では敵なし状態だという。
2017年9月に初来日し、当時のRISEフェザー級5位・佐野貴信から右ハイキックでダウンを奪った後、左フックでKO勝ち。同年11月の2度目の来日では那須川天心と対戦したが減量の失敗もあり3R1分15秒、3度のダウンを奪われて敗れた。
スアキムは元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級王者、元チャンネル7同級王者で、現在はプロムエタイ協会スーパーバンタム級王者。本来は55kgの選手だが、強すぎて相手がいないため57kg以上で試合をしている。172cmとこの階級では長身であり、パンチとヒジ打ちで前へ出て攻めまくる超攻撃スタイル。
那須川天心にとって過去最強の敵として来日し、今年2月の『KNOCK OUT』で対戦。結果は那須川が5Rフルに戦って判定勝ちを収めたが、那須川に「スアキム選手マジで強かったです。今までの相手とはレベルが違う感じで。ギリギリでした」と言わしめ、「身体のダメージは相当ありました」と打ち明けている。
両者と対戦した那須川は「2日とも本当に強いので、このタイミングで試合を組まれたのを聞いてビックリしました。(ムエタイの)5Rではなく3Rなので、イグナシオのトリッキーな動きがスアキムに通用するのかと思いますし、スアキムはミドルキックもパンチも強いので倒し合いになると思います。どっちが勝ってもおかしくないですが、順当にいけばスアキムが勝つと思います」と予想した。
イグナシオは「またRISEに参戦出来たのとスアキムとの重要な試合が出来るのはとても嬉しい。スアキムは非常に強いムエタイ戦士。ただ俺のパンチに耐えられるかどうかだね。57.5kgはベスト体重だ。必ず素晴らしい試合になるだろう」とメッセージ。
スアキムは「日本でもう一度試合が出来ること、RISEに出場出来てとても嬉しい。RISEルールは全く問題ないです。相手が打ち合いから逃げることが心配です。皆さん、11・17両国で会いましょう」とコメントを寄せている。
那須川とのリベンジマッチにもつながる、強豪外国人同士の対戦となった。
また、スアキム同様に那須川を苦しめたロッタン・ジットムアンノン(21=タイ)の今大会参戦に関しては、「最終調整をしています。ロッタンはタイで人気のある選手なので9月には結論が出せると思います」と、スケジュールの調整段階になると伊藤隆RISE代表。参戦が実現すれば対戦相手には外国人選手を予定しているという。
加えて8月19日(日)東京・大田区総合体育館にて開催された『KNOCK OUT』で、KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座に就いたRISEライト級王者・不可思(27=クロスポイント吉祥寺 REBELS)にも出場オファーを出したとも明かした。
那須川はロッタンとの再戦について聞かれると「まだ発表されていないので何とも言えませんが、すぐにやるわけではないので、待っていてもらえたらと思います。ただ、自分は再戦を必ずやりたい。今度はちゃんと勝たないといけないと思っています」と、今回の両国大会ではないにせよ完全決着をつけたいと話した。
●編集部オススメ
・那須川天心、最強の敵にスピードで勝利「マジ強かった」(動画あり)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】