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【RIZIN】朝倉未来はリオン武を「知らなかった」、兄弟で大みそか盛り上げる宣言

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2018/12/20(木)UP

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スピードのあるパンチを弟・海(左)の持つミットへ打ち込む朝倉未来(右)

 12月31日(月)さいたまスーパーアリーナにて開催の『RIZIN 平成最後のやれんのか!』に出場する、朝倉未来(26)・海(25)の朝倉兄弟(ともにトライフォース赤坂所属)が20日(木)都内にて公開練習を行った。

 兄の未来はパンチのみのミット打ちを披露。スピードのあるパンチを弟・海の持つミットへ打ち込み、快音を響かせたが「手を抜いて打った」と本気のパンチではなかったという。さらに「普段からお互いにミット打ちをやらないので息が合わなかった」(海)と、全く手の内を見せていない公開練習だったと話した。

 大みそかの試合へ向けて兄弟でのスパーリングは重ねていると言い、海は未来の仕上がりについて「絶好調」と太鼓判を押す。

 以前から「日本人の名前のある選手とやりたい」と望んでいた通り、今回未来に用意された相手は第5代&第7代修斗世界フェザー級王者リオン武(38=ライジングサン)。修斗以外にも様々な団体を渡り歩き、宇野薫、高谷裕之、矢地祐介などとしのぎを削ったベテラン選手である。

 しかし未来は「ビッグネームなんですか? 俺は知らなかった。名前を聞いても無名と思っていました」とその存在を知らなかったという。「試合が決まってから最近の修斗の2試合を見ました。勝てるな、という印象。右ストレートを狙っているのは分かったので、フェイントで出させてカウンターを合わせてやりますよ」と太々しく語る。

 また「打撃よりも四つ組みの強さの方が独特ですね。柔道的な足払いでテイクダウンしてくるので、そこを気を付けたい。浴びせ方が上手い」とリオンのテイクダウンを警戒したかと思えば、「でも立つのは得意なのでテイクダウンは取られない」と、寝かされてもすぐに立つので問題ないとした。

 今回の試合は16日に発表されたが、「いろいろな人に断られて決まらなった。フェザー級の選手が少ないですからね。その中で有名な選手に決まったので相手には感謝しています」と対戦相手選びが難航していたことを明かす。「日本人に何人か断られたみたいですね。やりたくない気持ちも分かります。下から上がってくる選手とやるのはリスクがあるから。しょうがないと思います」と未来。

 9月のRIZINではカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)に判定勝ちしたが、試合内容にはかなり不満そうな様子だった。そのことについては「日々成長しています。あの時の試合をいま見ると、自分が弱いと感じるくらい数カ月で成長しているのが分かる。試合でダメなところは学習し直しているので、あの試合でダメだったところはもう改善してあります」と、3カ月前の自分とは違うという。

 そして「ライバルは午後の部(RIZIN.14)ですかね。午後の部とどっちが盛り上がるか。そこで俺たちがまず先に見せたい、盛り上げたいと思います」と、朝倉兄弟で大みそかを盛り合げると誓った。

※弟・海の公開練習はこちら

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