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【Krush】3連続KOの松下大紀がにらみ合い仕掛ける理由

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2019/01/15(火)UP

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松下(右)と言えば試合前の相手を苛立たせるようなこの睨みつけ

 1月26日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.97』で、第7代Krushスーパー・ライト級王座決定戦を鈴木勇人(28=K-1ジム五反田チームキングス)と争う松下大紀(22=K-1ジム川口TEAM SIRIUS)が、1月11日(金)公開練習を行った。

 4連敗でどん底を味わってからの3連続KO勝利で王座決定戦のチャンスを掴んだ松下。連敗脱出となった昨年5月の寺崎直樹戦を契機に連続KO勝利が始まり、当初は王座挑戦者決定戦として組まれていた今回の一戦が、前王者の返上によって王座決定戦に変更となった。

 公開練習で松下は得意のパンチではなく、右ミドルとテンカオ(相手をつかまないヒザ蹴り)を中心に力のこもった2分1Rのミット打ちを披露。「公開練習なのでパンチより蹴りの方が迫力あるかな、と。でも相手がけっこう蹴ってくるので、僕も蹴られっぱなしじゃなくて、蹴りたいと思っています」というのがその理由。

 3連勝の要因については「連敗中はあまり相手の映像とか見てなかったんですけど、連勝するようになってからは相手の映像を見るようにしました。それがKOにつながっている」と自己分析。「意外にちゃんと相手のことを研究して、普通に倒す練習をしていけば倒せるんだなと。簡単って言ったらおかしいですけれど、ちゃんと研究をすれば良い結果につながるなって、自分の中でプラスになりました」と対戦相手の研究に力を入れることで、自分のパンチ力も生かせるようになったと明かす。

 対戦する鈴木については「長身のサウスポーで左ミドルをガンガン蹴って、そこで相手が怯んだら左ストレートを打ち込んでくる。良い意味で教科書通りに戦う選手かなって思います。その教科書通りが逆にやりづらいんですよ」と評する。

 しかし「ひとこと言えるのは、僕は倒しに行くつもりで試合をやる。鈴木選手がどういう戦い方をしてきても、対応出来るように練習していきます」と相手がどうあろうと目指すはKO決着のみ。

 松下といえば試合前の激しい睨みつけだが、本人はそのことについて「試合前のフェイスオフにしても、どうせ殴り合う相手なので。その時ぐらいは盛り上げるじゃないですけれど、そこから試合で優位に立てれば、相手がビビってくれればラッキーかなって。自分の気持ちを高めるルーティンのような感じですね」と話した。

 そして「ベルトを持ってもすぐに返上したり、負けて獲られることはなるべく避けたい。3~4年ぐらいは僕が絶対王者としてベルトを持っていたいですね。とりあえずKrushスーパー・ライト級のベルトをしっかり獲って、絶対王者として君臨する。それで新しい挑戦としてスーパー・ウェルター級でも挑戦できたらなと思ってます」と、長期政権を築いてその後は2階級制覇を達成したいとの目標を語った。

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