【ラウェイ】本場タイトル獲得の渡慶次幸平、週イチで戦う”ラウェイの神童”が参戦
2月27日(水)東京・後楽園ホールにて、“地上で最も過激な格闘技”ラウェイの日本大会『LETHWEI IN JAPAN ~一千年の力~』が開催される。
ラウェイは、手にグローブではなくバンテージのみを着用し、パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りに加え、頭突きや投げ技、立ったままの関節技、さらには故意と見なされなければ金的攻撃も反則にならない過酷なルールで行われているミャンマーの伝統的な格闘技。判定決着はなく試合時間内にKOで決着がつかない場合は全て引き分けとなる。
昨年12月、本場ミャンマーのヤンゴンで開催されたラウェイの国際大会『KBZ グランドファイナル』に出場し、2018年KBZ王者に輝いた渡慶次幸平(30=とけし・こうへい/クロスポイント吉祥寺)が、今回もメインに抜擢。
また、別のラウェイ国際大会である『ミャンマーラウェイワールドチャンピオンシップ』(MLWC)』で2016年から3連覇している”ラウェイの神童”イェ・スィー・ニ(ミャンマー)が初来日する。
渡慶次はパンクラスを主戦場にしていた総合格闘家だが、17年6月からはラウェイに参戦。昨年の2月大会でラウェイ6度目の挑戦にして初勝利をつかんだ。6月には「ラウェイ現役最強戦士」との呼び声高いソー・ゴー・ムドーをフックでKOする大金星を得た。
12月の試合では強豪トゥン・ミン・ラットと対戦。相手の懐に飛び込みパンチを振るう突貫ファイトを仕掛け、3RKO勝利。2017年12月10日、金子大輝が日本人選手として初めてミャンマー国内のタイトルを獲得したのに続いて、2人目の快挙となった。
その後ミャンマー現地で発行される雑誌でも特集を組まれるなど、現地での知名度も上がってきている渡慶次。インタビューでは「ラウェイに出会って、昔からの夢”格闘技で食える存在”にもう少しでなれそうなのでもっと頑張っていきたい」と語り、読者にも「自分が一生懸命出来そうなことに取り組んでみると、毎日が楽しく変わる、一緒に頑張りましょう」とメッセージしている。
そんな渡慶次の相手はシャン・コー(ミャンマー)で、17年の2月にはプロレスラーの奥田啓介をTKOに下し、昨年9月には元UFC戦士で194cmの長身を誇るウィル・チョープを攻めまくるもドローとなった強豪だ。
勢いに乗る渡慶次は果敢な重量級戦士を破ることが出来るか。
またMLWC三連覇王者の”ラウェイの神童”イェ・スィー・ニは昨年8月、日本大会の王者でWPMF日本スーパーバンタム級王者・浜本”キャット”雄大をTKO負けに追い込み、その時点では70戦無敗。
今年はすでに3戦をこなし、今月31日に4戦目という”週イチ”で戦うタフネスぶり。
迎える日本戦士は今回がラウェイ3戦目の一休そうじゅん(ゴリラジム)。一休は福岡の寺院で副住職を勤める格闘家で、ラウェイ初戦は衝撃の21秒KOを飾った。前戦はラウェイ世界選手権2連覇者と戦いTKO負け。強豪との連戦となったが、下馬評を覆せるか。
<決定対戦カード>
▼74.00kg
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
vs
シャン・コー(ミャンマー)
▼63.00kg
東修平(AACC)
vs
フィリップ・レプリス(ニュージーランド)
▼61.50kg
後藤丈治(P’s LAB札幌)
vs
クォン・ドヒョン(韓国)
▼74.50kg
ロクク・ダリル(コンゴ)
vs
カイ・チー(マレーシア/2018年ISKAマレーシア・ミドル級王者)
▼60.50kg
一休そうじゅん(ゴリラジム)
vs
イェ・スィー・ニ(ミャンマー)
▼66.50kg
ソー・ミン・アウン(ミャンマー)
vs
ケイン・コンラン(ニュージーランド)
※試合順・ラウンド数は未定
●編集部オススメ
・無敗のミャンマー人と対する一休そうじゅん、日本刀を持って覚悟の会見
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!