【ボクシング】年間MVPは井上尚弥、4月か5月に米か英でWBSS準決勝か
2月8日(金)に都内のホテルでプロボクシングの年間優秀選手表彰式が行われ、最優秀選手賞(MVP)にWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)が選ばれた。昨年度、バンタム級に階級を上げ、5月にWBA王者ジェイミー・マクドネル(32=英)を1R KOして王座獲得し、3階級制覇を達成、10月には元WBAスーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ)を、同じく1R KOして初防衛にも成功した功績を讃えられてのことだ。井上は今回、KO賞とJBCサポーターズクラブ賞も受賞してトリプル受賞となった。MVPは、これが4年ぶり2度目の受賞となる。
「これだけ多くの選手がいる中で4年ぶりに獲れて、素直に嬉しい」と井上は頬を紅潮させて受賞の喜びを語り、「最高の練習環境を与えてくれている大橋会長や父、サポートしてくれる皆さんのおかげです」と謝意を表した。
「去年は2試合して、自分でも最高の試合ができました」と、2連続KOでバンタム級王座獲得と初防衛成功したことに満足感を示したが、「早く倒すのに越したことはないが、たとえ判定でも内容にこだわりたい」と、瞬殺KOだけでなく、もし長丁場になっても、”魅せる試合”を目指す。
前回の試合、初防衛戦は、団体の垣根を越えて「王の中の王」を決める世界最強トーナメント、「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」(WBSS)の1回戦を兼ねていた。次戦のエマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)との試合が準決勝となる。
「ロドリゲスの試合は、現地で生で見ているのでイメージができている」と井上。これからの期間で、さらに、そのイメージに合わせて特訓をしていく。2月17日から21日まではグアムで合宿を行い、暖かくて故障をしにくい南国で走り込みなどをする。
大橋秀行会長によれば、ロドリゲス戦は「4月か5月に、アメリカかイギリスのいずれかに決まりそうだ」とのことだ。
決まれば、あと2~3ヵ月後である。
「これまでボクシングを見ない人にも興味を持ってもらえるよう、WBSSの準決勝、決勝でもいい試合をして行きたい」と井上。今年も世界に“モンスター旋風”を吹き荒れさせ、日本のボクシング人気も沸騰だ。
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