【ボクシング】W受賞の田中恒成、将来は海外試合、日本人初の4階級制覇も視野
2月8日(金)に都内のホテルで開催されたプロボクシングの2018年年間優秀選手表彰式で、年間最優秀試合に昨年9月24日に名古屋の武田テバオーシャンアリーナで行われた田中恒成(23=畑中)vs木村翔(30=青木)のWBO世界フライ級タイトルマッチが選ばれた。
この試合は両者一歩も引かぬ大激闘となり、12R判定(2-0)で挑戦者の田中が勝利して新王者に。田中はすでにWBOのミニマム級とライトフライ級の世界王座を手にしているので、この勝利により、ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)と並ぶ、世界最速タイのプロ12戦目での3階級制覇を達成した。
今回の表彰式で田中は技能賞も受賞し、W受賞。3月16日には地元・岐阜のメモリアルセンターで初防衛戦を行う。挑戦者は元WBA&IBF世界ライトフライ級王者・田口良一(32=ワタナベ)だ。
田中は田口について「総合力の高い選手。相手が強いほど力を発揮する選手なので、厳しい試合になる」と、前回の木村戦同様、激戦になることを予想した。
「前回のタイトルマッチは、全国放送がありませんでしたが、今度は夕方からですが、全国放送があるんで」と、全国的に知名度を上げんと意欲を燃やす。
いや、田中の野望は日本だけにとどまらない。今後、海外でもタイトル戦をしていきたいか、と尋ねると、「もちろん!」と即答した。
「今はネットがあるので、いい試合をすれば、世界から注目される。そのためにも、いい試合をして世界中の注目を集めたい」
木村翔は中国を主戦場に、伊藤雅雪(帝拳)は昨年アメリカで王座に井上尚弥(大橋)も一昨年アメリカで試合し今年はWBSSで海外戦を予定されているなど、海外での日本人の活躍が増えてきている。
しかし、そのためにも、まずは元2団体統一王者・田口を倒す必要がある。両者はかつて、2017年9月に対戦予定だったが、田中の眼窩底骨折のため流れた過去がある。
海外で対戦したい相手を聞くと「海外には強い選手はたくさんいる。来年には階級を上げることも考えているが、今は田口戦に集中している」とコメント。
果たして激戦が予測される田口戦を乗り越え、海外での試合、日本人初の4階級制覇実現となるか。
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