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【ボクシング】井上尚弥のWBSS準決勝は5.18英国、ロドリゲスと無敗対決

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2019/02/16(土)UP

正式にWBSSの日程が決定し16日に会見をした左から父・真吾トレーナー、井上尚弥、大橋会長

 WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)とIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)のWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級トーナメント準決勝戦が518日(日本時間の翌日早朝)英国グラスゴーにあるSSEハイドロで行われることが、16日、横浜市内の大橋ボクシングジムにて発表された。

 井上の戦績は1717勝(15KO)でロドリゲスが1919勝(12KO)と、これまで共にKO率の高い無敗を維持している。

 同ジムの大橋秀行会長は「井上は明日から21日までグアムでの合宿に入る。その後もフィリピンなどからスパーリング相手を招き、万全の状態で英国入りをさせたい」と話した。 

会見後、練習を開始すべく入念にウォーミングアップをする井上尚弥

 続いて井上自身が「今はヨーロッパでボクシング人気が高まっている印象があるので、試合日まで逆算して準備して戦うことを楽しみにしたい」と、そのワクワク感を眼光にも宿らせるようにして語った。

 相手のロドリゲスと井上は、昨年10月に米国オーランドで行われたWBSS1回戦にて、ロドリゲスがジェイソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ちした直後のリングで、フェイスオフ(にらみ合い)を披露したことがある。井上のその時の印象は「目を合わせたときに威圧感がなくて、気の弱さを感じた」という。また、モロニー戦でのロドリゲスは、中盤から失速した辛勝だった。

 しかし井上は十二分に警戒し、「モロニーの距離封じが巧くて失速してしまったが、自分とロドリゲスの得意な距離は一緒。失速がないと思って準備をしたい」と語り、日本人とは異なる角度から出してくるフックやアッパーに勝てる作戦から立ていきたいとまで明かした。なお、SSEハイドロは体操の内村航平が世界選手権優勝を果たした会場。井上もこれに勝利し華々しく決勝に進むか。
 日本での詳しい放送予定などは今のところ未定となっている。

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