【RISE】ムエタイ超強豪・セクサン、賞金1000万は娘の将来のために
3月10日(日)に東京・大田区総合体育館で開幕される『RISE WORLD SERIES 2019』の-61kg世界トーナメントに、ムエタイの超大物・ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者セクサン・オー・クワンムアン(30=タイ)が出場する。
セクサンはタイのビッグマッチには欠かせない激闘派のスター選手の一人。
2015年9月にはラジャダムナンスタジアムにて、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者・梅野源治を迎え撃ち、勝利を奪って梅野の進撃をストップした。同年ラジャダムナンスタジアムの年間MVPにも選ばれている。
その梅野も今回のトーナメントに出場する。梅野の名前を出すとセクサンは「梅野?その名前は聞いたことが…いや、彼とはタイで闘っている。体がとても強い選手だったけど、楽しい試合だった記憶が残っています」と思い出した様子。
梅野は反対ブロックにおり、互いに勝ち上がれば決勝で対決となる。
セクサンの1回戦の相手は、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・大雅(22=TRY HARD GYM)だ。
大雅についてセクサンは「彼が中国で闘った試合は見たことがあります。(昨年5月のクンルンファイトに、セクサンも大雅も別々の試合で出場)彼はサウスポーのパンチャーですね。テクニック?いいけど、そんなに大したことはない」と辛口の評価だ。
さらに「彼が持っている武器では私には敵わない。反対に私は日本で使える武器を全部使って勝ち、ムエタイの素晴らしさを日本やタイのファンにお見せしたい」と、大雅は実力差を覆せないだろうとした。
大雅はトーナメント参戦が決まるや、一回戦からセクサンとの対戦をアピール。「ムエタイルールでは勝てないと思うけど、RISEルールなら勝てる」と宣言した。セクサンは「そうですか。ただ、私と実際向かい合い、攻撃のやりとりをしたら、いかに私の武器が強力なのかがわかることになるでしょう。だから当然私の勝ちになる」と歯牙にもかけない。
セクサンは過去に海外で闘った経験について「2017年、中国のクンルンファイトでは61.5㎏級のタイトルを争い、勝っています。海外では全部で4回闘っていますね。そのうち3回は勝っている。全部ヒジなしのキックボクシングルールでした」と語り、すでにムエタイ以外のルールも経験している。
「ヒジは反則で組みヒザも一回のみと制限される話は聞いています。まあ、ほかにも使える武器はたくさんあるので私にとっては全く問題はない」と多彩な攻撃力に自信を持つ。
日本円で1000万円という優勝賞金の使い途については「もう私には家族がいる。まだ8カ月の娘のためにも、ベストパフォーマンスをお見せすることを約束します。賞金は娘が将来のために使えるようにとっておきたい」と、家族の未来のために優勝すると誓った。
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