【J-NETWORK】同時2階級制覇を目論む伊仙町典久に、王者・一仁は「王座返上して挑戦してきて」
5月5日(日)に開催される『J-KICK 2019 ~2nd~』(東京・後楽園ホール)で、J-NETWORK(J-NET)フェザー級タイトルマッチが行われる。
同級王者・一仁(真樹ジムAICHI)がJ-NETスーパーバンタム級王者・伊仙町典久(33=BLA-FRAY)を挑戦者に迎えて初防衛戦を行う。
挑戦者の伊仙町は闘牛が盛んな鹿児島県・徳之島市出身で、勢子(せこ)と呼ばれる闘牛士の修行を積んでいたという変わり種。
17年にスーパーバンタム級王座に就いたが、昨年8月、初防衛戦に成功後のリングで「年も歳ですし、機会があればフェザー級をやらせてもらえないですか?」と同時2階級制覇をアピール。それが叶う形で今回のタイトルマッチが決定となった。
伊仙町の師匠は、元WMAF世界ウェルター級王者&J-NETWORKウェルター級王者・北山高与志。伊仙町は「僕はずっと師匠を超えたいという想いがあります。師匠と同じJ-NETWORKのベルトは獲れましたが、世界タイトルも獲っている方なので、これで同時2階級制覇すればちょっとは近づけるのかなと思ってアピールさせていただきました」と、尊敬する北山越えを目指すため同時2階級に挑戦したと語る。
さらに「最近の選手は小さい頃から格闘技を始めていますが、僕は25歳でキックボクシングを始めて、北山代表のおかげでプロになることが出来ました。恩返しの意味を含めて2階級制覇もしたいのでここは絶対に落とせないですね」と今回のタイトル戦に賭ける思いは大きい。
王者・一仁の印象を伊仙町は「ガンガンくるタイプなので、僕は冷静になってそれに付き合わないように綺麗なスタイルで戦い、ヒジで斬りたいですね」とまるで闘牛を相手にするように落ち着いて対処するつもりだ。
その一仁は空手出身で蹴り技を得意とし、気持ちを全面に出し戦うファイトスタイル。昨年5月に三冠王・八神剣太を破ってJ-NETフェザー級王者となっている。
伊仙町の挑戦については「2階級同時制覇ではなく、スーパーバンタム級王座を返上して僕に挑戦してきて欲しかったですね。向こうは負けて失うものはありませんが、僕は負けるとベルトを失ってしまいます。ベルトは絶対に守らないといけないもの。試合では、そういう部分の違いが出てくることになるでしょう」と相手に都合のいい同時制覇などさせない気概だ。
伊仙町の印象を一仁は「身長が高くて、パンチを打つようにしっかりヒジ打ちが出来るいい選手だなと思いました」と評価。一仁もまたヒジの得意な選手だが、対抗するかとの問いには「それは試合を楽しみにしていて下さい」と一計ある様子だ。
伊仙町が念願の2階級制覇で師匠に恩返しか、一仁がその夢を打ち砕き初防衛に成功するのか。
また、全対戦カードと試合順が決定した。
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