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【NJKF】9戦無敗の松谷桐がKNOCK OUT帰りの仲山大雅とWBC王座決定戦

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2019/05/05(日)UP

WBC日本フライ級王座決定戦は松谷(左)と仲山の新鋭対決

 6月2日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『NJKF 2019 2nd』のダブルメインイベント、セミファイナルのカードが決定した。

 ダブルメインはどちらもWBCムエタイ日本統一王座タイトルマッチとなった。フライ級では松谷桐(17=VALLELY)vs仲山大雅(20=RIOT)による王座決定戦、フェザー級では王者・新人(30=E.S.G)に挑戦者・浅川大立(37=ダイケンスリーツリー)が挑む。

 フライ級王座決定戦に挑む松谷は、現役高校生ながらデビューからわずか9か月でNJKFフライ級の王座を獲得。2018年12月には初防衛に成功し、4月21日の栃木大会ではノンキア・ゲッソンリット(タイ)相手に初の国際戦も経験。現在9戦9勝(5KO)と無敗を誇り、NJKFの次世代エースとして着実にキャリアを伸ばしている。

王者・新人(左)がINNOVATION王者・浅川の挑戦を受ける

 対する仲山は沖縄を主戦場とし、アマチュアキックボクシングでの華々しい戦績を引っ提げプロデビュー。2016年から参戦しているKNOCK OUTでは、リーチの長い左右のパンチを武器に、強豪タイ人のジョッキーレックに勝利、チョクディー・PKセンチャイジムと引き分けるなど強烈なインパクトを残している。日本国内でも石井一成、タネヨシホ、安本晴翔らとの対戦経験があり、20歳ながら豊富なキャリアを誇る。

 若い両者の対戦となったが、この一戦には隠れた因縁も。両陣営の会長である米田貴志とRIOTは2008年1月27日にNJKFのリングで対戦。この時は米田が5R判定3-0で勝利している。11年の時を経た弟子同士の戦いは、松谷が再びVALLELYに勝利をもたらすのか、仲山が師の借りを返すのか。

 フェザー級タイトルマッチで浅川の挑戦を受ける王者・新人。2017年に駿太(37=谷山ジム)を破り王座を獲得。直後の2連敗を経て、その後の他団体王者との3連戦は2勝1分の好成績。勢いに乗るベテランをも飲み込むことができるか。

2019年5月に予定されていたNJKFスーパーバンタム級タイトルマッチは順延して本大会へ

 対する浅川はINNOVATIONフェザー級の王座を保持。昨年12月には岡山にて59kgトーナメントに出場。圧倒的不利の下馬評の中、決勝では高橋聖人(21=真門ジム)を破りトーナメントを制した。2017年11月にはWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座決定戦に挑み惜しくもタイトル奪取を逃したが、再び得意の打ち合いに持ち込み、2度目の挑戦での戴冠を目論む。

 セミファイナルではNJKFタイトルマッチ2試合が決定。スーパーバンタム級王座決定戦に、同級1位の久保田雄太(25=新興ムエタイ)と同級2位の雄一(31=TRASH)が挑む。当初5月19日「DUEL.18」に予定されていた一戦だが、久保田が4月21日にKO負けを喫したため、連盟規定により本大会へスライドしている。

野津(右)を相手に鈴木は初防衛なるか

 もう一試合は王者・鈴木翔也(31=OGUNI)に挑戦者・野津良太(E.S.G)が挑むライト級タイトルマッチが決定した。鈴木はスーパーフェザー級に続きライト級を制し、NJKF2階級制覇を達成。スーパーフェザー級では初防衛に失敗しているため、今回はNJKFタイトル初防衛成功がかかる。

 対する野津は圧力をかける前進が身上。他団体のリングへも積極的に上がり、2018年8月の新日本キックボクシングでは日本ライト級8位の和己から3RKO勝利、2018年10月にはBOMに参戦し、RISEライト級3位の北井智大から判定勝ちを収めている。鈴木が悲願の初防衛を果たすか、他団体で鍛えた野津が王者を飲み込むか。

<対戦カード>

▼ダブルメインⅠ WBCムエタイ日本統一フライ級王座決定戦 3分5R
松谷 桐(VALLELY/同級1位)
vs
仲山大雅(RIOT/同級3位)

▼ダブルメインⅡ WBCムエタイ日本統一フェザー級タイトルマッチ 3分5R
新人(E.S.G/王者)
vs
浅川大立(ダイケンスリーツリー/同級4位)

▼セミファイナルⅠ NJKFスーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
久保田雄太(新興ムエタイ/同級1位)
vs
雄一(TRASH/同級2位)

▼セミファイナルⅡ NJKFライト級タイトルマッチ 3分5R
鈴木翔也(OGUNI/王者)
vs
野津良太(E.S.G/同級5位)

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・7連勝王者・松谷、初防衛戦は武術で鍛える高校生と

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