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【UFC】引退まで後2試合”レジェンド”ジョゼ・アルドが、16連勝男を迎える「どっちが相手の心を折るかの勝負」(高阪剛)

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2019/05/10(金)UP

かつての絶対王者・アルドがラストマッチカウントダウン

 5月12日(日) ブラジル・リオデジャネイロのジュネス・アリーナで『UFC237』が開催される。

 この大会は当日午前11時よりWOWOWにて生中継されるが、同番組で解説を務める、日本人UFCファイターの先駆けであり、現役総合格闘家である高阪剛(49)が見どころを語った。

 フェザー級の一戦ではかつてのフェザー級絶対王者ジョゼ・アルド(ブラジル)と、現在16連勝中のアレックス・ヴォルカノフスキー(オーストラリア)という注目カードが組まれている。

 アルドはUFC世界フェザー級王座を7度も防衛した絶対王者だったが、2015年12月の王座統一戦で当時の暫定王者コナー・マクレガーに13秒でKO負けを喫して同王座を失った。
 再び王座に返り咲くも、17年6月現王者のマックス・ホロウェイにTKO負けで破れ王座陥落。同年12月にリマッチでホロウェイに挑んだがまたもTKOで敗れた。
 その後は2連続KO勝利しているが、年内引退を表明していて、 今回の試合も含めてあと2試合と考えているとのこと。

 高阪は「僕としては、 まだまだ、 やってもらいたいんですけどね…」と本音を漏らす。

 そんなレジェンドのカウントダウンマッチの相手は、PXCフェザー級王座やAFC同級王座など様々な王座を戴冠したヴォルカノフスキー。元ラグビー選手で、15年には当時PXC王者だった矢地祐介にも三角締めで一本勝ちしている。

ヒザ蹴りをクリーンヒットさせるアルド

 高阪は ヴォルカノフスキーについて「フィジカルの化け物ですから。 いわゆるボクシング・レスリングのスタイルで、 パンチを出しながらケージに追い込んで、 テイクダウンしてパウンドを落とすという。 闘い方は地味なんだけど、 ただただ強いという 対戦相手からすると“もう、 こいつとはやりたくない”と思わせる、 かなり嫌なタイプの選手です」と評する。

 そして「そんな相手に、 自分はアルドがローキックで攻めていくところが個人的には見たいですね。 ヴォルカノフスキーは、 頭のディフェンスはがっちりとガードを固めているんだけど、 キックのディフェンスは留守になっているところが多いので、 そこにアルドが強烈なローをバシバシ入れたらどうなるか。 あのアルドのローキックをもらって、 引退を表明した選手もいたじゃないですか」と語る。

 元UFCライト級&フェザー級のトップコンテンダーであるケニー・フロリアンは「アルドの蹴りは、 人生で受けた蹴りの中で一番痛かった」と語って引退を表明している。
  
 最後に「だから、 どっちが相手の心を折るかの勝負になるかもしれない。 あのヴォルカノフスキーのプレッシャーの中で、 ローを効かせて勝つことができたら、 あらためてジョゼ・アルド完全復活をアピールできると思います。 だからこそ、まだまだ、やってほしいなって思うんですけどね」と強敵を迎えるレジェンドに期待を込めた。

高阪剛氏

 レジェンドといえば、今大会にはアンデウソン・シウバ(ブラジル)も出場。高阪は「アンデウソンみたいな一時代を築いた選手は、 もう自由に闘ってほしいですね。 前回、 アデサニヤ戦では、 アンデウソンらしい変幻自在な闘いが観られたので、 今回もそういうアンデウソンに期待したいし、 見届けたいと思います」と語った。

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