【K-1】”日本人キラー”ホルヘ・バレラを迎え撃つ西京春馬、目指すは「兄弟二人でK-1のベルト」
6月30日(日)東京・両国国技館にて開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』に出場する西京春馬(21=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の公開練習が、5月23日(木)神奈川県内にて行われた。
K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント第3位、WKL 世界フェザー級王者の実績を持つホルヘ・バレラ(24=スペイン/Team Jesus Cabello)との対戦が決定している西京は、今回の試合に向けて弟・佑馬(18=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と共に2週間のタイ修行におもむいたという。「シンビームエタイジム」でのムエタイ修行の一環として、欧米選手ともスパーリングを重ねる機会に恵まれたと語る。
前日にタイから戻ったばかりだったが、西京は重い左ミドルとパンチを織り交ぜた迫力あるミット打ちを披露。日焼けして精悍になった表情からも修行の成果がうかがえた。
西京は「タイに行くとムエタイの練習をするので、ぶっちゃけ別競技みたいな感じでした。」とK-1では禁止されている首相撲や組んでからのヒザ蹴りなどがムエタイにはあり、それもあってか新鮮な気分で修行ができたという。練習相手もムエタイ修行中の欧米の選手が多く、大きな体格の選手と練習をすることで「次の対戦相手もヨーロッパの選手なんで良い練習になりました」と、仮想バレラ相手に対策は万全のようだ。
今年1月のKrush(現K-1 KRUSH FIGHT)フェザー級タイトルマッチでは江川優生に敗れベルトを奪われた西京。3月には弟の佑馬がKrushスーパー・フェザー級のベルトを獲得したことも踏まえ、タイ修行ではハングリーさを取り戻すことを目的の一つとしたという。
「ベルトを獲ってから変な安心感があった」と語る西京は、ベルト獲得前に持っていた必死さやハングリーさを失っていたという自覚があったようだ。「すべてを忘れて練習だけに没頭できた」というタイ修行は、かつての自分を取り戻すいいきっかけになったと語った。
また弟・佑馬の活躍を「18歳でプロの舞台でベルトを獲った。試合自体も盛り上がっていたし、すごく刺激になりました」と褒める一方、「若干、弟が上から目線になってきてる」と苦笑い。「先にK-1のベルトを獲って佑馬を上から目線でまた見返したい」と、兄としての威厳を保つためにもK-1のベルトを目指していくと語った。
対戦相手のバレラについて「日本人にとって強敵かなってイメージ」と印象を語る西京。小澤海斗、芦澤竜誠を1RKOし、現王者の村越優汰からもダウンを奪ってる強敵を「カウンターの一辺倒じゃ難しい。自分から仕掛けてどこかを効かせて、試合自体を飲み込まないと勝てない」と分析してみせた。
自分から仕掛けて試合を支配したいとする西京は、バレラを「格好の相手」と評価。「自分から出てきてくれるし、ムキになって攻撃が大きくなれば、僕が細かく攻撃を当てることも出来る」と、試合展開のイメージはできているようだ。
最後に西京は「今回の勝ち方次第ですが、K-1のベルトに挑戦したい」と、フェザー級王者・村越優汰(24=湘南格闘クラブ)への挑戦を希望。「兄弟二人でK-1のベルトを持てたらいいと思う」と、弟・佑馬とそろってのK-1王座奪取を宣言して会見を締めくくった。
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