【RIZIN】調整万全の浅倉カンナ、“レジェンド”山本美憂より「トータル的に戦えるのは自分」
6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催の『RIZIN.16』に出場する、浅倉カンナ(21=パラエストラ松戸)の公開練習が、千葉県内で行われた。
浅倉はミット打ちとスパーリングを計2ラウンド披露。ミットではパンチから左ミドルのコンビネーションをしっかりと打ち込み、スパーリングではローリングからバックチョークの流れを見せた。
浅倉は試合の約1週間前の時点で「(調整は)順調にこれたので、あとはしっかり体重調整すれば完璧」と順調な仕上がりをアピールした。
今回の対戦相手はアマレスの大先輩、山本美憂(44=KRAZY BEE/SPIKE22)。全日本選手権8度優勝、世界選手権3度優勝というレジェンドである。アマレス時代にも全く接点がなかったという山本を相手にするにあたり、「(存在が)大きすぎた相手ですが、自分の中で大きくしすぎたら戦いづらくなってしまう。レスリングの頃から知っている美憂さんと考えずに練習している」と、レジェンド相手であることを意識しないよう心掛けていることを明かした。
その上で母親とほぼ同い年という44歳でリングに上がる山本へリスペクトの念を持つ浅倉。「自分自身は格闘技だけで精一杯」という中、家族を含めた多くのものを背負ってリングに上がり続ける山本は、決して甘く見ていい相手ではないと改めて気持ちを引き締めた。
戦力を分析すると「一つ一つの武器を比べたら美憂さんの方がずば抜けているものはある」と考える浅倉。しかし総合格闘技というフィールド上で「トータル的に戦えるのは自分の方」という自信ものぞかせた。
レジェンド相手の一戦に「一本で勝ちたい」と意欲を見せる浅倉は、「厳しい戦いにはなると思うが、その中で自分の成長した姿を見せられればいいかなと思う」と全身全霊で挑むと心に決めている。「その場になってみないとわからないので、場面場面で対応できる練習をしてきた」と、トータルの力で山本を迎え撃つ。
また、この会見の前日にはジョシカクをけん引するシュートボクシング世界フライ級王者・RENA(27=シーザージム)が米国ニューヨーク州のマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『Bellator 222』に参戦することが発表された。
浅倉とRENAは過去2戦し浅倉が2勝しているが、今でも「憧れの選手」であるといい、ジョシカクのエースとして海外に打って出るRENAを昔も今も尊敬しているという。将来的には海外に進出したいと語る浅倉にとって、山本との一戦は海外進出の足掛かりにもなる試合となるだろう。
●編集部オススメ
・浅倉カンナ、アマレス大先輩の山本美憂と対決決定「タックル取る」
・浅倉カンナ、敗れるも「また目標が出来たので今年も頑張れそうです」
・山本美憂が長野美香とのママ対決に完封勝利、2018年を3戦全勝で終える
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!