【ボクシング】木村翔に勝ったカニサレス「次はぜひ拳四朗と戦いたい」
5月26日(日)中国・江西省撫州市で行われた『WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ』で王者カルロス・カニサレス(26=ベネズエラ)が挑戦者で元WBO世界フライ級王者の木村翔(30=青木/同級2位)を判定3-0(119-109、119-109、118-110)で下し2度目の防衛に成功した。
木村は足を使うカニサレスをなかなか捕まえられず追いかけては合わせられパンチを被弾する展開だった。
試合後カニサレスは「木村は確かに強いサムライだったが、テクニックでは自分のほうが上だった。これまで戦った日本人の中では小西伶弥が一番強かったと思う。田口良一とも戦ったし、自分は日本人との戦いで進化しているんだ。次はぜひ拳四朗と戦いたい」とコメント。
カニサレスが最も苦しめられた日本人に小西伶弥(25=真正)を挙げた。カニサレスは田口良一(32=ワタナベ)のタイトルに2016年大晦日に挑み、カニサレスは動き田口に打たせず引き分けに。田口のドロー防衛となったが、小西は王座戦で昨年3月にカニサレスと対戦。
小西は3Rにダウンを奪われたものの以後カニサレスを捉え何度かボディでダウン一歩手前まで追い込み判定で敗れたものの大健闘を見せた。カニサレスは「自分は日本人との戦いで進化している」と言った通り近距離で撃ち合いを展開するファイタータイプの小西に学び同じくファイタータイプの木村翔への対策はできていたのかもしれない。
カニサレスの次のターゲットはWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(27=B.M.B)。拳四朗はしっかり自分の距離を保ちジャブを多様し確実に攻めるところは攻めるボクサー。15勝(8KO)無敗の選手。7月に6度目の防衛戦を控える。これに勝てばカニサレスの望み通り拳四朗との統一戦がとりあえず一歩近付く。接近戦とヒットアンドアウェイを使い分けるカニサレスに拳四朗はどのような戦いを見せるか。実現が待ち遠しいカードである。
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