【ボクシング】木村翔がカニサレスを捕まえきれず完敗、王座復活ならず
5月26日(日)中国・江西省撫州市で行われた『WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ』で王者カルロス・カニサレス(26=ベネズエラ)が挑戦者で元WBO世界フライ級王者の木村翔(30=青木/同級2位)を判定3-0で下し2度目の防衛に成功した。内容も119-109、119-109、118-110と木村を大きく引き離した。
足を使うカニサレスをなかなか捕まえられず追いかけては合わせられパンチを被弾する展開だった。2016年大みそかにWBA世界ライトフライ級王者だった田口良一(ワタナベ)の5度目の防衛戦でカニサレスは田口に捕まえさせず判定はドローに。田口はかろうじてドロー防衛となったが、今回もそれを思い起こさせるような試合巧者ぶりだった。
1Rは木村がボディの連打からアッパーで行けばカニサレスも同じくボディの連打からアッパーで返し、両者アグレッシブな展開だったが、4Rあたりからカニサレスが足を使い木村が追いかける展開に。木村が前に出るとカニサレスのジャブからの連打を浴びる木村。木村が打とうとするとバックステップなど足を使い当てさせない展開が続いた。
6Rからカニサレスを追い詰めて木村の右フック、ボディブローとヒットし始めるも終了間際にカニサレスの右ストレートがクリーンヒットし木村の顎が上がる。
なかなかパンチが当たらない木村は9Rになるとボディのヒットはあるものの空振りが続き疲れが見え始める。
10R、木村は接近戦でボディの連打を仕掛けるも疲れからかパンチに勢いがない。木村はカニサレスの右フックで顔が流されると、その後も左フック、右ストレートと被弾する。
11Rには木村の右ストレートがクリーンヒットするものの続かず。
最終の12R、木村は被弾してもとにかく前に出て、疲労が見えても大ぶりのパンチを出し続け、死力を振り絞ったがポイントで大きく引き離されカニサレスが王座を防衛した。
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