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【ボクシング】日本人の令和の世界戦は1勝6敗、勝者は井上尚弥のみ

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2019/05/27(月)UP

左から木村翔、井上尚弥、船井龍一

 昨日26日(日本時間)に行われた日本人が出場した世界戦3試合はいずれも敗戦。
 5月25日(日本時間26日)、アメリカフロリダ州キシミーにて行われた『WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ』では王者の伊藤雅雪(28=横浜光)が同級9位のジャメル・ヘリング(33=アメリカ)に判定0-3で敗れ、王座陥落。
 令和(5月1日より)に入って日本選手の世界戦は6敗。とはいえ、王座陥落は伊藤のみで、他は世界王座に挑んでの敗戦だった。

 昨日26日の元WBO世界フライ級王者の木村翔(30=青木/同級2位)が『WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ』で王者カルロス・カニサレス(26=ベネズエラ)に判定3-0で敗退、元WBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(29=真正)が同級王者シュー・ツァン(25=中国)に6R 1分42秒、TKO負けを喫した。

久保が王者シューにパンチを連打される。TKO負けとなった。

 その他、世界王座経験のない選手たちでは船井龍一が5月5日に、黒田雅之は5月13日、小西伶弥が5月19日にそれぞれ世界戦に挑んだが勝利には届かなかった。

 5月のこの段階だけで7試合も世界戦が行われる日本人選手。世界への挑戦がここまでできる理由はボクシング団体のWBA、WBC、WBO、IBFの主要4団体が17階級に細かく細分化されていることと、スーパー王者、レギュラー王者、暫定王者の王者のランク付け、さらに日本人はアジア圏の中でも軽量級クラスの選手が充実していることも手伝い、ボクサーは各団体と階級のランキングを上げていき世界タイトルに挑戦できる機会に出会うことができるのだ。今後も日本人で初の世界王者誕生が見られることだろう。

伊藤はヘリングの右を多く被弾、判定で王座陥落した。(getty)

 そして令和唯一の日本人の世界戦勝利は5月18日(日本時間19日早朝)のWBSS準決勝『IBF世界バンタム級タイトルマッチ』でWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)とIBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)が拳を交え、2R1分19秒で井上のTKO勝利のみ。

 5月の残る日本人の世界戦は31日にタイで行われる『WBC世界ミニマム級タイトルマッチ』でプロ52連勝無敗の王者ワンヒン・ミナヨーティン(33=タイ)に21勝6敗6分のWBO世界ミニマム級王者の福原辰弥(30=本田フィットネスジム)が挑む。

 6月には井岡一翔、京口 紘人、7月には村田 諒太、拳四朗、亀田 和毅らが世界戦に登場。王座防衛、王座奪取、それぞれのドラマが続く。

令和の日本人の世界戦戦績一覧(5月27日現在)

5月4日(日本時間5日)『IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ』
米国ストックトン
○王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)
TKO 7R※ドクターストップ
●船井龍一(ワタナベ/同級1位)

5月13日『IBF世界フライ級タイトルマッチ』
後楽園ホール
〇モルティ・ムザラネ(南アフリカ/王者)
判定3-0(116-112、116-112、117-111) 
●黒田雅之(Japan川崎新田/同級4位)

5月18日(日本時間19日早朝)
WBSS準決勝『IBF世界バンタム級タイトルマッチ』
英・グラスコ
井上尚弥(大橋/WBA世界同級王者)
TKO 2R1分19秒
エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ/IBF世界同級王者)

5月19日 『IBFライトフライ級タイトルマッチ』
神戸ポートピアホテル
○フェリックス・アルバラード(ニカラグア)
判定3-0(117-111 118-110 116-112)
●小西伶弥(真正)

5月25日(日本時間26日)『WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ』
アメリカフロリダ州キシミー
●伊藤雅雪(横浜光/王者)
判定0-3(112-116、110-118×2名)
○ジャメル・ヘリング(アメリカ/同級9位)

5月26日(日)『WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ』
中国・江西省撫州市
○カルロス・カニサレス(ベネズエラ/王者)
3-0(119-109、119-109、118-110)
●木村翔(青木/同級2位/元WBO世界フライ級王者)を判定

5月26日(日)『WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ』
中国・江西省撫州市
○シュー・ツァン(中国/王者)
TKO 6R1分42秒
●久保隼(真正/同級10位/元WBA世界スーパーバンタム級王者)

【以下WOWOWプライムでのリピート放送】

5月27日(月)夜8:00
WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
伊藤雅雪vsジャメル・ヘリング

6/3(月)よる8:00
WBA世界フェザー級タイトルマッチ/シュー・ツァン vs 久保隼
WBA世界L・フライ級タイトルマッチ/カルロス・カニサレス vs 木村翔

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