【RIZIN】RIZIN3連敗中の山本アーセン、今回こそ母・美憂と同時勝利を
6月2日(日)神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN.16』に出場する選手たちの個別インタビューが、5月31日(金)大阪市内で行われた。
第6試合でティム・エスクトゥルース(36=アメリカ/Scorpion Fighting System)と対戦する山本アーセン(22=KRAZY BEE/SPIKE22)が会見に臨んだ。
体調は「ばっちりです」と明るい表情を見せた山本は、前回(2018年12月宮田和幸に2R一本負け)見せられなかった100%の自分を見せられると自信をみなぎらせた。
山本は世界カデット選手権優勝といった実績を引っ提げ2015年12月にRIZINへ参戦。しかし参戦成績は1勝4敗と苦戦が続き、現在も3連敗中である。これまでのキャリアを振り返り、山本は「グラウンドで負けていることが多い」と分析。今回の対戦相手であるエスクトゥルースは柔道・柔術をバックボーンに持ち、MMA戦績は5勝4敗と勝ち越し。柔術の茶帯を持っていることを踏まえ、「相手の土俵に上がっても結果を出せるように対策をしている」と明かした。
しかし山本は寝技だけを強化しているわけではないと語る。自身の力量はまだトップクラスには及ばず「見習い」レベルであると分析する山本は、寝技・立ち技など一部分だけを強化するのではなく、すべてが強化する対象であると語った。現在すべての分野がレベルアップの過程にあると自覚しており、自分自身が強くなっていると自信をみなぎらせた。
2016年9月以降RIZINでは勝ち星に恵まれておらず、現在3連敗中であることについては「気にしていない」とあっけらかんと語る。結果を出していないのは事実と現実を受け入れはするものの、目の前の壁を崩すことに集中すると焦りは見せない。
今年2月には第一子となる娘が誕生。人生で最大の喜びだったという娘の誕生は「今までとは強くなるプロセスが全く違う」と、競技への影響も大きいことを明かした。娘がそばにいるだけで勝手に強くなるような感覚を得ているという山本は、自分自身を育てながらレスリング世界選手権に臨んだ母・山本美憂(44=KRAZY BEE/SPIKE22)の偉大さを噛み締めているという。
今大会にはその美憂も参戦。RIZINでは5度目となる親子同時参戦だが、これまで同時に勝ち星を収めた大会はなく。「母親として、アスリートとして、親友として尊敬する」という美憂との初の親子同時勝利に向かい、「今回こそ二人で勝ってトロフィーを持ち帰りたい」と山本は強い意欲を見せた。
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