【レベルス】王者となった鈴木宙樹「自分がREBELSを世界に持っていく」
6月10日(月)都内にて、9 日(日)東京・後楽園ホールで開催された『REBELS.61』の一夜明け会見が行われた。
会見にはメインイベントでWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・葵拳士郎(25=マイウェイジム)を破り、第2代REBELS 60kg級王者となった鈴木宙樹(22=クロスポイント吉祥寺)が出席した。
試合を振り返り鈴木は葵を「本当にタフな選手だな」と、自慢のパンチに耐え切った二冠王に敬意を表した。勝利できたことには「とりあえずよかった」と安心しているというが、拳の軟骨がつぶれるほどの強いパンチのクリーンヒットでもダウンが取れず、焦りを感じていたという。
試合中の山口代表からの指示を振り返り、「上中下散らして葵選手に当てるように、と(支持を受けた)。自分の中では実行したつもりだったんですけど、上手くいかなくて」と反省を見せた鈴木は、REBELSの倒し屋として売り出されていることに触れ、キレのあるパンチやテクニックを磨く必要を実感。特に周囲から指摘があったという「ボディからの打ち分けをもっと練習したい」と今後の課題を挙げた。
今後の目標については「REBELSのベルトを守っていく」を第一に挙げたが、本大会前に同門の栗秋祥吾(クロスポイント吉祥寺・同大会でREBELS-MUAYTHAIフェザー級王座決定戦に出場し安本晴翔に判定負け)が「REBELSを世界に持っていく」と語ったことに触れ、「自分がベルトを獲ったので、自分がREBELSを世界に持って行けるように頑張っていく」と、栗秋のセリフを奪いつつ王者としての責任感を見せた。
さらに「(栗秋)祥吾さんのポジションを奪おうかと思っている」と身内に対して思わぬ挑戦状。栗秋のファンは女性が9割という話を意識し、「祥吾さんのチヤホヤされるうらやましいポジションも根こそぎ持っていきまーす!」と高らかに宣言し、かねてから目指していた「REBELSの城戸(康裕・試合前に公開する完成度の高い煽りPVが話題)」のポジションと合わせ、二枚目とエンターテイナー両面の看板を掲げたいと笑顔を見せた。
日本国内における60kg級は最も熾烈な階級の一つ。その中で対戦したい相手として、鈴木は自身がKHAOS(現K-1 KHAOS NIGHT)に出場したときのKrush(現K-1 KRUSH FIGHT)王者・島野浩太朗(27=菅原道場)と、同じ菅原道場に所属し鈴木と同期の翼(22=菅原道場/ MA日本ライト級1位)の名を挙げた。
さらに「あとは日菜太さんですね」と、同門の先輩で10kgの体重差がある日菜太(クロスポイント吉祥寺)の名を挙げ、「階級あげていつか戦いたいです。待っててくださーい!」と冗談交じりに対戦を要求した。
底抜けに明るいキャラクターから繰り広げられた破天荒なインタビューが、取材に来ていたTV制作会社のスタッフに大注目されたという鈴木。キック界の常識を破るキャラクターが地上波にお披露目される日は近いのかもしれない。
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